日本民俗音楽の友

にほん・みんぞく・おんがく・の・とも
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●アイヌ関連

CD 萱野茂のアイヌ神話集成
CDには、昭和30〜40年代のアイヌの古老たちの語りや歌が精選・収録されています。
活き活きとしたアイヌ語を聞き・学ぶことのできる、まさに貴重な音源です。
CDに収録されている音声は、全て付属の書籍に、カタカナ表記・ローマ字表記・和訳、脚注付きで掲載されております。
アイヌ文化への理解を深める教材として、言語学的資料として、またアイヌ語の学習にも最適な内容です。

CD 新訂復刻 『ウウエペケレ集大成』
生きたアイヌ語がここにある!
●ウウェペケレ(アイヌの昔話)について『ウウェペケレという昔話は、アイヌ社会における道徳教育の基本となるもので、こうしてはいけませんかとか、知っていなければならないことなどを、フチ(おばあさん)が一流の家庭教師的存在で語り聞かせ、受け継がれ、あなたも私も主役になれる身近な物語です。』
(「アイヌ語は錆付かず」菅野茂解説書後書きより抜粋)

CD アイヌ・北方民族の芸能
北の大自然のなかで神々と共生し、独自の文化を築き上げた、アイヌ・北方民族の貴重な民族文化資料。
昭和28年から51年にかけて録音された歴史的音源、待望の完全復刻初CD化。

CD 熊送り(イヨマンテ)-神と二風谷アイヌの語らい
豊饒なアイヌ文化の精髄「熊送り(イヨマンテ)」の儀礼を現地録音と語りで構成した、ラジオ・ドキュメンタリーを思わせる珍しく貴重なアルバム。初CD化。1977年(昭和52年)3月2日から4日、北海道沙流郡平取町二風谷での現地録音。厳粛かつ躍動感に溢れたアイヌ文化の音の世界!


●沖縄民謡

CD 奄美しまうたの原点/中山音女〜幻の名盤の復刻〜(2枚組)
「アジア文化の交差点としての奄美が見える」と絶賛された伝説の唄者(うたしゃ)、中山音女の若き日のうたごえが今ここに甦る!
昭和初期に吹き込まれた全18枚の私家版SPレコード14枚、全27曲を復刻!
「中山音女の唄を聴きながら、わたしは感じた。
シマびとの「生命のうたごえ」それがシマ唄の原質である。」三隅治雄(ライナーノーツより)


大城美佐子ベスト「愛唄(かなうた)」
沖縄民謡界の至宝・大城美佐子の芸歴57年にわたる全活動から選曲したベスト盤
(初CD化9曲、未発表11曲を含むCD2枚組、全33曲)※はレコード音源の初CD化曲
これは記録、あるいは記憶という作品。 知名定男(プロデューサー&唄者)
沖縄の数ある物語を我々に伝える伝道師。 宮沢和史(ミュージシャン)
その声は人の魂にとどき、天までもとどく。 中江裕司(映画監督)
人はどう生きるべきか。本当の幸せを教えてくれた人。 岡部徳枝(ライター)

CD 奄美しまうたの神髄/武下和平 東節の心 (2枚組)
《百年に一人の唄者(うたしゃ)》 武下和平!
満場の観衆を前に行われた東京公演(第22回<東京の夏>音楽祭2006)、東節(ひぎゃぶし)の魅力を現代によみがえらせた、渾身の舞台を余すことなくライブ収録した2枚組CD。「奄美しまうた」のベスト28曲がここに!


DVD 奄美しまうたの心/武下和平の芸術(上)
奄美の人々は、琉球文化と本土の文化を受け入れながら独自の文化を形成し、それを伝承してきました。そのひとつが奄美の「しまうた」です。
庶民の暮らしのなかから生まれた喜怒哀楽の調べや、自然に根ざして生きる人々の歌や踊りを特集した、第22回〈東京の夏〉音楽祭2006----「大地の歌・街角の音楽」。その本公演企画として、百年に一人の「うたしゃ」と呼び声が高い奄美しまうたの名人武下和平が、膨大なレパートリーを三回にわたって披露する「〈日本音楽のかたち〉奄美しまうたの心----武下和平の芸術」と題したコンサートが開催されました。本DVDは、その貴重なステージの模様を収録したものです(上下二巻・別売)。

収録:平成18年7月12日(19:00開演)、13日(15:00開演/19:00開演)、紀尾井小ホール、第22回<東京の夏>音楽祭2006公演ライブ


DVD 奄美しまうたの心/武下和平の芸術(下)
●奄美しまうたの背景
平成15年に日本復帰五十周年を迎えた奄美群島は、その昔琉球王国の統治下にあり、17世紀には薩摩藩の統治下圧政に苦しめられ、20世紀にはアメリカの占領下となり、昭和28年12月25日に日本に復帰しました。歴史に弄ばれ、ある時は圧政に苦しんだ奄美の人々は、島を離れ本土に職をもとめる人も多く、こうした人々にとってもしまうたは、奄美のアイデンティティとして歌い継がれてきました。最近では、元ちとせなどの活躍で一般に知られるようになってきました。


CD 沖縄民謡大全集 CD12枚組
初吹き込み(録音)からなんと80年を越えて、なお沖縄音楽シーンを代表するレーベル、マルフクレコード。
そのマルフクレコード秘蔵音源SP盤、EP盤レコード・144曲をここに復刻、CD化に成功いたしました。
マルフクレコードの歴史=(イコール)近代沖縄民謡の歴史、と言っても過言ではありません。
監修はマルフク創設者の普久原朝喜を引き継いだ、名プロデューサーの普久原恒勇。 各CDのジャケット絵柄はすべて、人間国宝の平良敏子(芭蕉布)、沖縄県無形文化財の城間栄喜(紅型)の手による作品と、こだわり抜かれた装丁となっています。


CD 沖縄音楽総攬 幻の名盤復刻 CD全16枚
「うたの国」「芸能の宝庫」沖縄の伝統音楽全集!
圧巻!!全300曲超、延べ人数5000余名をCD16枚に収録!
三隅治雄 監修〈オリジナル盤・新解説〉
本沖縄音楽総攬(CD版)の特色
次世代に継承する音楽文化遺産本総攬は沖縄・宮古・八重山三諸島の古典、民俗音楽、民謡全300曲超よりなる「音楽文化遺産」ともいうべき音楽全集です。

CD 黄金時代の島唄
1960年前後に録音されたマルタカ&マルテル・レコードに残る珠玉の沖縄島唄集。名歌手・名演奏家による沖縄を代表する名歌の数々を黄金期のベスト・パフォーマンスにて収録。
リンケン・バンドの照屋林賢さんのお父さんの世代の貴重な音です。
1950〜60年代、沖縄民謡を代表する歌手が現地に残した全盛期の音源!!
嘉手苅林昌・照屋林助・登川誠仁・大工哲弘知名定男・国吉源次・山里勇吉・大城美佐子など、沖縄民謡を代表する歌手が現地に残した全盛期の音源を、マルフク・マルテル・マルコーなど琉球レーベルの貴重な音源を集めて制作する、決定版沖縄島唄CDシリーズです。各巻15曲収録。


「奄美のしまうた」
徳丸吉彦(本DVD監修・解説/放送大学客員教授、音楽学)

奄美諸島は、鹿児島県の一部ですが、文化的には独立した地域です。「しまうた」は奄美の人々が琉球と本土の文化を受け入れながら、独自に形成したもので、シマウタ、島歌等、様々に表記されます。それは奄美の島々のうたであるとともに、独自の個性をもっている地域ごとのうたでもあります。今回演奏される東節は奄美大島の南の様式で、北の様式は中心の名をとって笠利節と総称されます。

しまうたで使われる三線の響きは、蛇皮を基本とする沖縄のものとは違います。昔は芭蕉の切り株から出る液で強化した和紙を皮として使ったようですが、今ではプラスティックが主流です。右手にもつ撥は、沖縄のつめとは異なり、よくしなる竹や鼈甲を長いヒゴ状のもので、細かく動かすことができます。

しまうたには実に多くの歌詞があり、それが日常の教訓にも使われるほどに普及しています。人々は、こうした歌詞を頭の中に蓄えておいて、それを、さまざまな旋律に当てはめるようです。

演奏者は三味線を弾きながらうたいますが、そのそばに「はやし」と呼ばれるもう一人の演奏者がいなければなりません。はやしは最初の聴き手として、主な演奏者を励まします。歌にははやし言葉が多用されますが、歌詞の中に加えることができませんでした。印刷されていない言葉が、はやし言葉であるとお考えください。

武下和平氏には今回の演奏会の準備段階からお世話になり、はやしの武下かおり氏には詞章の整理、奄美の場所とうたの関係を示す地図の作成でもお世話になりました。また、必要な映像を山本宏仁氏に制作して頂きました。皆様にお礼を申し上げます。

●武下和平(たけした・かずひら)プロフィール
昭和8年、奄美大島郡瀬戸内町生まれ。小学校の頃からしまうたが好きで父や従兄弟叔父にあたる福島幸義氏に詩吟やしまうたを師事し、青年時代には古仁屋に出て働きながら奄美民謡を研究。昭和36年、文部省主催の芸術祭に出演以降数多くの後援、テレビ出演、レコード、CD、ビデオが発売されて一躍有名となり「奄美民謡武下流」を打ち立てる。昭和61年兵庫県へ転居。平成8年にはしまうたを芸術まで高めたことが認められ「尼崎市民芸術賞」を受賞。沢山の門下生を養成し、奄美民謡界「百年に一人の唄者(うたしゃ)」と称され、多くのしまうたファンを魅了し続けている。



決定版 日本の民謡(CD全10枚)
「聴いて楽しい」「唄って楽しい」日本民謡の魅力がぎっしり詰まったCD全集。
日本民謡はわたしたち日本人の心のふるさとです。
日本は全国各地に、郷土色豊かな民謡が数多く誕生、その潮流は現在まで唄い継がれてきました。人と自然との関わりから発生した民謡ですが、労働に付随したものは勿論のこと、慰安のお座敷唄、折々の祝い唄、毎年秋の収穫を先祖に感謝しての盆踊りなど多彩です。
山・川・海・田畑・街で平凡ながらも懸命に働いてきた自分たち日本人のひたむきな姿をあらためて見直し、外来音楽とは異なる日本民謡のもつ本来の楽しさに浸り、唄のもつ力を再認識したいものです。
このCD全集は、NHKのFM放送開局40周年にあたる本年、「日本の民謡」の番組のためにスタジオ録音された8500曲の音源のなかから401曲を精選、CD20枚に集大成いたしました。日本民謡のエッセンスを抽出した、優れた内容と規模を誇るものです。


★CD 加賀山昭 傑作集
北陸民謡の第一人者として常に前進し続ける加賀山昭の魅力がつまった傑作集!
本作は、これまでに発売した作品から選ばれた「ベスト・オブ・加賀山昭」といえるもの。全20曲の内訳は、富山県民謡4曲、石川県民謡8曲、福井県民謡3曲、その他新民謡として加賀山昭自身による作曲が4曲、沢しげと作曲1曲です。

●楽しい民謡 民踊基本曲集

全国の民謡・民踊を楽しんでいただくための作品です。
初級編、中級編、上級編と分け、徐々に上達していく楽しさも加えたシリーズ。
監修:日本民踊・新舞踊協会
この作品は、日本民踊・新舞踊協会「資格認定審査会」の課題曲に対応しています。
振付解説は封入されておりません。振付解説をご希望の方は日本民踊・新舞踊協会へお問い合わせください。
日本民踊・新舞踊協会
〒111-0033
東京都台東区花川戸1-15-1-302
TEL:03-5830-3560/ FAX:03-3841-3909

楽しい民謡 民踊基本曲集 初級編

楽しい民謡 民踊基本曲集 中級編

楽しい民謡 民踊基本曲集 上級編

●おもだか秋子

若い民謡 澤瀉秋子

若い民謡 2nd. 澤瀉秋子
アルバムデビューから3年、若い民謡は成長を続けます。

民謡(うた)の道 おもだか秋子
今まで歩んで来た道、これから歩んでいく道。「民謡(うた)の道」を突き進むおもだか秋子、待望のソロアルバム第3弾!!
おもだか秋子の「旬」を聴く、待望の3rdアルバム!
公益財団法人日本伝統文化振興財団理事長
藤本 草
 高校2年生の民謡歌手としてCDアルバム「若い民謡」でデビューして9年。2ndアルバムから5年目となる本年、心機一転「澤瀉」改め「おもだか秋子」が、いよいよ次のステップへの大きな羽ばたきを見せ始めます。
 足かけ10年となるこの間、「若さあふれるパワーと歌の上手さ」は「スケールの大きさ、歌の味わい深さ」へと目を見張るほど魅力を増し、さらに研鑚を積んだ津軽三味線は、耳の肥えた連中を唸らせる腕前ともなりました。また、津軽三味線の椿正範、民踊の松浦奏貴と三人のユニット『郷みん'S』としての活動は、民謡の新しい魅力を多くの方々に感じさせ、今最も注目を集める存在のひとつとなっています。
 常に厳しく温かく身近で見守る、母多田隆章次師、恩師柴田隆章師の渾身の指導の下、「民謡界の若きスター」に向けられる大きな期待に応え、恵まれた才能と苦労を厭わない努力を続ける「おもだか秋子」の今=「旬」を聴く、聴き逃すことの出来ないアルバムが誕生しました。


渕英詔、力武杏奈/九州民謡(ふるさと)を唄う
日本各地からさまざまな民謡全国大会で優勝実績のある優れた民謡歌手が集い、さらなる頂点を目指して競い合う「日本民謡フェスティバル2009」(日本民謡協会・主催)で、史上最年少の16歳で見事にグランプリを獲得し、会場にいた民謡を愛する人々すべての心を釘付けにした力武杏奈(りきたけ・あんな)。
あの感動の歌声から3年。2012年、師匠であり九州出身の民謡歌手の大御所、渕英詔(ふち・えいしょう)に見守られて、いよいよCDデビュー!
本アルバムは、力武杏奈の新録音6曲(トラック1から6)と、師匠の渕英詔の旧音源11曲(トラック7から17)のカップリング。全17曲とも地方伴奏で、二人のふるさとである九州民謡の真髄をたっぷりと聴かせてくれます。

感動の歌声 力武杏奈さんと、その師匠=渕英詔さんのこと
公益財団法人日本伝統文化振興財団
チーフプロデューサー 青木章雄
 それは2009年6月6日、各地の民謡全国大会で優勝した歌い手30人が集って競う「日本民謡フェスティバル2009」のNHKホールでのこと。私は審査員席のすぐ後ろ、センターマイクの正面で力武杏奈の「佐賀タンス長持唄」を聴いていて、純粋無垢な心と体全体からのストレートな唄に、体がゾクッとして感動と共に涙が溢れて来たことを思い出す。唄い終わってからの会場全体の反応は他を圧倒していた。後日テレビ放送をたまたま見た邦楽演奏家から、『素晴らしい唄で涙が出ました』という電話があったほど、それは聴く人を惹きつけ、心に沁み入る唄だったのである。結果は史上最年少(16歳)でのグランプリ。正に日本一の中の日本一=グランプリに輝いたのである。
それから3年、この間、彼女は他の歌の世界に憧れたこともあったそうだが、やはり自分は民謡が好きということに気がつき、民謡を続けて行く決心をして、この度の録音ということになった。
思い返せば、私が27年の間レコード・CD制作者として民謡を聴いて来て、感動で自然に涙が出てきたのはその時で3人目である。それはお稽古では出来ない、持って生まれた感性の成せる技で、今では稀有な存在と言える。この感動の歌声を録音でどこまで伝えることが出来るか、制作者として不安であるが、その素晴らしさを少しでも感じ取っていただければこの上ない喜びである。
現在はCDデビューが難しい時代になってしまったが、この度は師匠に守られて(師匠の伴奏もあり、更に唄も収録)の異例のデビューである。時あたかも佐渡のトキの親子が揃って餌をついばむ姿を彷彿させるものである。

師匠の渕英詔先生と渕英糸枝先生は、現在の民謡界で一番元気のある九州民謡界を牽引するご夫妻であり、後進の指導にも定評があります。それは、お弟子さんから数多くの民謡全国大会優勝者を排出していることでも分かります。
また、九州の民謡発掘・研究にも熱心であり、日本民謡協会から表彰を受けた曲をはじめ、その成果がこのアルバムで聴けるのも、もう一つの魅力であります。
渕先生には、今後も民謡界の為にお骨折りいただくと共に、力武さんが民謡歌手として大成するよう、育てていただきたいと念願いたします。
(2012年7月)


★日本の音風景100選まるかじり(2枚組)

★肥後の琵琶弾き 山鹿良之の世界 語りと神事 CD全3枚組

★高千穂の夜神楽(たかちほのよかぐら)VHS商品

★最後の琵琶盲僧 永田 法順(ながた ほうじゅん)

★日本の伝統人形芝居

★日本の心の情景〈わらべ歌〉初の集大成!『日本のわらべ歌全集』と『日本のわらべ歌』


●その他
・DVD 南洋へのまなざし〜パラオと小笠原の踊りと古謡
・DVD 青ヶ島の神事と芸能

増田教授の映像バリ島まるかじり (2枚組)
増田正造(ますだ・しょうぞう)
昭和5年(1930)生。武蔵野大学名誉教授。同能楽資料センター主任を長く勤める。写真家。映像作家。能楽プロデューサー。著書に『能の表現―その逆説の美学(中央公論社・中公新書)』『能のデザイン(平凡社カラー新書)』『井伊家伝来能面百姿(平凡社)』ほか。共著に『能と狂言の世界(講談社)』『世阿弥(中央公論社・日本の名著10)』ほか。
『能と近代文学(平凡社)』において、1992年度第14回観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。
Part-1
Part-2 バリ人の魅力の
Part-3 音楽を楽譜にはしない
Part-4 穏やかで繊細なバリ人の
Part-5 本当に酔っぱらっている人を
Part-6 力強くガムランが
Part-7 装飾好きはあまりにも
Part-8 完璧な人と環境の調和
Part-9 信仰は生活様式そのもの
Part-10 時として激しく強い気性を
Part-11 バリのアーティストは
Part-12 Image of Bali

・日本の祭・世界の音楽
・古曲の今
・CD 幻の琉球王府宮廷楽 御座楽
・日本音楽入門
・日本音楽まるかじり
・東アジアの琴と箏 絃の拡がりと彩り
・音楽鑑賞DVD 日本の伝統芸能編
・第十三回日本伝統文化振興財団賞 遠藤千晶/生田流箏曲
・音楽鑑賞DVD 日本の伝統芸能編
代表する伝統芸能−雅楽・琵琶楽、能楽、文楽、歌舞伎・・・その成り立ちと一流の演者による名舞台を通して紹介。(鑑賞演目は副音声付き)



●神楽

高千穂の夜神楽

国指定重要無形民俗文化財 『岡山県 成羽・長地荒神神楽』

戸下神楽/宮崎県諸塚村戸下神楽保存会 (2枚組)


●能・狂言
・蝋燭能・雪の蝋燭能
・DVD 能と花の二夜(ふたや) 能「土蜘蛛」/狂言「鐘の音」
・スーパー狂言


●民謡関係
★村田文三全集 CD3枚組
★岩手の秘謡「御祝(ごいわい)」 DVD
・日本民謡まるかじり100 その1(CD2枚組)
・決定版 日本の民謡 (CD2枚組)
・日本の民謡
・尺八民謡/ふるさとの調べ
・お祝い民謡特選


知名定男
DVD 唄 魂  Live
知名定男の唄は優しい。
沖縄のことば、魂を語り唄いつづけて半世紀あまり。素晴らしい先輩達から預かった多くの財産を知名定男が今、伝える。
2009年度「島唄百景」によりレコード大賞企画賞を獲得した知名定男がこのCDのための一連の録音後おこなった初の東京でのライブ。2009年7月12日日暮里サニーホールでの「知名定男唄会うたまーい」のライブ完全収録映像。初代ネーネーズ吉田康子や鳩間可奈子、他知名定照(琉琴)、ひがけい子(太鼓)、高田弘太郎(ギター)など多彩なゲストをむかえてのリラックスしたライブに満員の聴衆が盛りあがった!
2009年7月12日日暮里サニーホール

CD 島唄百景
21世紀に伝える島唄新録音101曲への挑戦!
「天才少年」と沖縄音楽界で騒がれて半世紀あまり、その間常に沖縄音楽の第一線で活躍する知名定男が挑む島唄新録音101曲!
●監修:大城學(国立劇場おきなわ)
●歌詞、曲目解説、沖縄民謡概説収録別冊ブックレットつき。
「天才少年」と沖縄音楽界で騒がれて半世紀あまり、その間全国的に沖縄民謡の第一線で活躍するだけでなく沖縄発のポップスのプロデュースやコンサートをてがけ、海外音楽との交流など幅広い活動をし、文字通り沖縄音楽界の第一人者といえる知名定男がいよいよ歌手としてまた沖縄民謡の総括として101曲の新録音に挑みました。そしてここに、6枚組のCD BOXセットという壮大な企画として結実しました。

CD 唄魂
歌手デビュー50年あまり、知名定男が渾身の新録音に挑む「島唄百景」からのエッセンス(「島唄百景」未収録のボーナストラック2曲を含む)。20世紀の島唄と唄者知名定男への最適のアプローチ!!
今回の録音は飽くまでアコースティックで再現可能な同時録音にこだわり、また沖縄民謡の歴史を辿ることにもなる壮大な企画選曲となりました。構成は沖縄民謡の重要な歌いのシチュエーション別にまとめています。
国立劇場おきなわの大城學氏の監修、歌詞と曲目解説、それに沖縄民謡概説を収録した別冊ブックレットつきです。



●上原まり

CD 平家物語より 連琵琶 清盛、一
へいけものがたり・より・つれびわ・きよもり、いち
琵琶といったら、「平家物語」そして「平家物語」といったら上原まり。
決定版とするべく今年1年を掛けて最新録音で挑む4作シリーズの第1弾!

CD 平家物語より 連琵琶 清盛、二
へいけものがたり・より・つれびわ・きよもり、に
連琵琶によって語られる今回の壮大な抒情詩『平家物語』は、平家の栄耀栄華を決定づける平治の乱を描いた「六波羅」から始まり、「壇ノ浦」において平家が滅亡し「大原」の物語で完結する長大なものとなります。
2005年。構想から丸4年! 制作に丸1年かけて創作された『連琵琶 清盛』! この壮大な叙事詩の最後の作品となる第二巻はいよいよ栄光の頂点に立ち、その権威を恣にした平清盛の驕りの姿を描く「祇王」。そして平家没落のターニングポイントとなる鹿谷でのクーデターを描いた「鹿谷」の二話を収録。

CD 平家物語より 連琵琶 清盛、三
へいけものがたり・より・つれびわ・きよもり、さん
「琵琶の麗しき第一人者」上原まりが須田誠舟との連琵琶で挑む『平家物語』の決定版! シリーズ第3弾は、清盛の死を描いた第三巻です。
清盛の悪行が極まり、平家の滅亡を予感させる様々な凶事が巻き起こります。「福原」では、清盛の強引な福原遷都により、悪霊との対決など平家に仇なす事態に遭遇。続く「祇園精舎」は、滅びの予告としての「諸行無常」を描き、そして「入道死去」では、生きながらの灼熱地獄に陥る清盛を描きます。

CD 平家物語より 連琵琶 清盛、四
へいけものがたり・より・つれびわ・きよもり、よん
「琵琶の麗しき第一人者」上原まりが須田誠舟との連琵琶で挑む『平家物語』の決定版! シリーズ第2弾は、(四)の完結編を先行発売!
“連れ琵琶”によって語られる今回の壮大な抒情詩『平家物語』は、平家の栄耀栄華を決定づけた平治の乱を描いた「六波羅」から始まり、「壇ノ浦」で平家が滅亡、「大原」の物語で完結する長大なもの。

上原まり/平家物語(SHM-CD盤)
祇園精舎の鐘の声・・・。儚く、美しく、そして激しく演じきった決定盤!
筑前琵琶・旭会総師範の後継者として幼い頃から琵琶に親しみ、宝塚歌劇団でトップスターとして活躍した上原まりがライフワークとして取り組む、自ら作曲した平家物語の世界。

まほろば/上原まり
日本の伝統楽器“琵琶”をフィーチャーしつつ、洋楽的な要素を含んだ聴きやすいテイスト。
日本を代表する作曲家大島ミチルとの強力タッグによる最強のアルバムです。

上原まり「源氏物語〜筑前琵琶・語り〜」
瀬戸内寂聴訳「源氏物語」を初めて琵琶で語った話題作。筑前琵琶の魅力を多くの人に伝える上原まり。その卓越した表現力と琵琶語りの魅力を余すところなく収録したCDです。

上原まり「平家物語〜筑前琵琶・語り〜」
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・」誰もがよく知るあのフレーズを琵琶の音と共にお届けします。
平家一族の繁栄と滅亡を、ぜひあなたの耳で聴いてください。



四世清元梅吉

四世清元梅吉 至芸の世界
四世清元梅吉師の、ビクター邦楽レコード全盛期に吹き込まれた珠玉の作品と演奏を、全7曲収録いたしました。〈清元節〉「隅田川」、「峠の万歳」、「お夏狂乱」、「折紙」、「瓢箪」、〈東明節〉「春の鳥」、「梅」です。「折紙」「瓢箪」は、梅吉師の作品です。
東明節は、鉄道工業の先駆者でもある、平岡吟舟(本名:熙)が、明治35年に創始した三味線伴奏の歌曲です。梅吉師は東明節では、東明吟清の名で演奏されています。(収録年代:昭和35〜41年)

四世清元梅吉 至芸の世界 2
四世清元梅吉師の、ビクター邦楽レコード全盛期に吹き込まれた珠玉の作品と演奏を、全7曲収録いたしました。〈清元節〉「曾我菊(尾花末露曽我菊)」、「義士餅」、「田螺」、〈東明流〉「松の功」、「花の心」「東明獅子」、「四季短歌(春夏秋冬)」です。
「田螺」は梅吉師の作品です。


 


●吉田兄弟

WASABI 2
新・純邦楽サウンドの真価を発揮する WASABI 2ndアルバム!
国内外、数々の公演での圧倒的反響を感じながら作り上げた美しいメロディ、超絶技巧曲は新たな次元へ
伝統を再解釈した世界音楽の誕生。
1stアルバムから2年。学校公演やコンサート、舞台音楽を担当するなど活動の場を広げ、さらに海外ツアーを経て「自分たちの音楽は世界中どこでも通用する」という自信を得た。メンバーそれぞれが邦楽の伝統的演奏手法や音楽語法を用いて制作したオリジナルから8曲を厳選。度重なるセッションで完成度を高めた、堂々たる和のバンドサウンドを堪能できる。
WASABI(わさび):吉田良一郎(津軽三味線)、元永 拓(尺八)、市川 慎(箏・十七絃)、美鵬直三朗(太鼓・鳴り物)

WASABI
わさび
新・純邦楽ユニット―――WASABI 始動!
ファーストアルバム「WASABI」 2012 / 3 / 21 on Sale
吉田兄弟の兄・良一郎を中心に集まった若手演奏家4人が描き出す、懐かしくて新しい〈日本の心〉。
キャッチーでコンパクトな楽曲をちりばめた待望の第一作。民謡や三曲のフレーズを活かしながら全員が作曲に取り組み、セッションを繰り返す中で醸成されたオリジナルな楽曲群はバンド感満載。音色の魅力が重なり合い、力強いグルーヴが広がっていく。

〈COLEZO!〉津軽三味線大競演〜高橋竹山から吉田兄弟まで〜

MOVE/吉田兄弟(SHM-CD盤)

いぶき/津軽三味線 吉田兄弟(SHM-CD盤)

●ツインベスト  古典芸能ベストセレクション

@ツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「箏曲」 (2枚組)
「箏」の有名な古典曲を、人間国宝ほか各流派の名人たちによる名演奏でお届けするベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Aツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「地歌」(2枚組)
最古の三味線音楽「地歌」の名曲を、人間国宝ほか各流派の名人たちによる名演奏でお届けするベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Bツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「小唄〜梅吉小唄の粋」(2枚組)
名人たちの名演で聴く「粋」の芸術「梅吉小唄」。四世清元梅吉作曲の「小唄」の真髄が、今ここに甦る。(全曲初CD化)
解説:波多一索(邦楽研究家)

Cツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「常磐津」(2枚組)
舞踊劇を彩る浄瑠璃「常磐津」の名曲を精選収録。初CD化の貴重な音源も収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Dツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「清元」(2枚組)
歌舞伎の名場面を彩る浄瑠璃「清元」。名人たちの名演による清元の名曲を精選収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Eツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「長唄」(2枚組)
歌舞伎の名曲「勧進帳」をはじめ、名人たちの名演による「長唄」の有名な古典曲を収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Fツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「歌舞伎 名場面集」(2枚組)
先代の名役者の名演による「歌舞伎」の有名な場面を集めました。初CD化の貴重な音源も収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Gツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「義太夫」(2枚組)
「文楽」でおなじみ「義太夫」の名人たちによる、有名な語りの場面集。初CD化の貴重な音源も収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Hツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「能・狂言」(2枚組)
名人たちの名演による「能・狂言」の有名な曲を収録。初CD化の貴重な音源も収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Iツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「雅楽」(2枚組)
日本の宮廷音楽として千年以上の歴史を持つ「雅楽」の名曲集。初CD化の貴重な音源も多数収録したベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授) クレジット Disc-1(1)〜(6)、Disc-2(1)〜(5)雅楽紫絃会、Disc-1(7)〜(10)、Disc-2(6)〜(16)宮内庁式部職楽部

Jツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「津軽三味線」(2枚組)
名人たちの名演による「津軽三味線」の有名曲を収録。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:織田麻有佐(邦楽ジャーナル記者)

Kツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「民謡」(2枚組)
名人たちの名演による「民謡」の名曲を収録。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Lツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「太鼓」(2枚組)
名人たちの名演による「和太鼓」の名曲を収録。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Mツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「胡弓」(2枚組)
日本で唯一の擦弦楽器「胡弓」の名曲を、名人たちの名演でお届けします。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Nツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「春の海 大饗演」(2枚組)
日本人に愛される名曲「春の海」のベスト盤。オリジナルの尺八はもちろん、洋楽器など様々な楽器との競演が楽しめます。初CD化の貴重な音源も収録。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Oツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「尺八」(2枚組)
名人たちの名演による「尺八」の名曲を、人間国宝ほか各流派の名人たちによる名演奏でお届けするベスト盤。初CD化の貴重音源も多数収録。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Pツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「琵琶」(2枚組)
名人たちの名演による「琵琶」の有名曲を収録。初CD化の貴重音源も多数収録したベスト盤。
解説:久保田敏子(京都市立芸術大学名誉教授)

Qツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「端唄」(2枚組)
江戸時代から庶民に愛された「端唄」の名曲を、四人の名手による名演で収録。初CD化の貴重な音源も多数収録したベスト盤。
解説:波多一索(邦楽研究家)

Rツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集「新内」(2枚組)
江戸の粋「新内」の名曲を、名人・岡本文弥による名演でお届けします。初CD化の貴重音源も収録。
解説:竹内道敬(元国立音楽大学教授)

Sツインベスト  古典芸能ベストセレクション 名手・名曲・名演集 黛敏郎構成による「東大寺お水取り」(2枚組)
枚組) 昭和46年東大寺二月堂で収録した迫力ある実況録音盤。黛敏郎が構成し語る「幻のLP盤」をデジタルで復刻。(※詞章入り)
解説:横道萬里雄(東京藝術大学名誉教授)、佐藤道子(東京文化財研究所名誉研究員) クレジット
ナレーション:黛敏郎
〈昭和46年 修二会練行衆〉
和上:清水公照 大導師:上司海雲 咒師:筒井寛秀 堂司:新藤晋海 北座衆之一:守屋隆英 南座衆之一:内田重森 北座衆之二:森本公誠 南座衆之二:川原正靖 中灯:上野道善 権処世界:北河原公敬 処世界:筒井寛昭

★復刻日本の民俗音楽
日本の伝統音楽の基礎となる日本各地の民俗芸能を収録した歴史的な音の記録。
幻の秘蔵音源の数々を一挙にCD復刻。

◆12cmコンパクト・ディスク 36枚組(分売不可)
◆別冊解説書(A4版、192頁、函入上製本)
◆木製ラック(強化ガラス付き、組立式)
監修・解説 本田安次(元早稲田大学教授・文学博士)


1973年から76年にかけて制作・刊行した画期的な全集『日本の民俗音楽』(企画:日本民俗芸能協会、協力:文化庁、資料提供:日本放送協会、監修:文学博士・本田安次氏)は、LP3枚組×全13巻という壮大な規模と内容を誇る、我が国民俗芸能の歴史的な音の記録でした。
本作は、レコードの発売から約四半世紀を経て、再度本田安次氏の監修によって、別巻「アイヌ・オロッコ・ギリヤーク」を除く12巻全てをCDに完全復刻したものです。[同別巻は、2008年8月に「アイヌ・北方民俗の芸能」として3枚組CDにて別途復刻。]
歴史の中で受け継がれてきた民俗芸能は日本の伝統音楽の基礎であり、日本人の精神や魂の原型を留めています。本作は、永遠の価値をもつ、貴重な音の文化遺産といえるものです。


世界文化遺産登録記念 癒しの富士山
祝!世界文化遺産登録!!
2013年「富士山」世界文化遺産登録記念
富士山に出会うとなんとも幸せな気持ちになります。
乗り物や建物など自分のいる場所から富士山の姿を目にした時、ふと心が安らぎ、また神々しい新たなる気持ちになったりするのはなぜでしょうか。
それは富士山というこころのふるさとを目にし、癒されるからでないでしょうか。
富士山は日本を代表し、象徴する日本最高峰の山です。その荘厳で崇高な姿は古くから日本人の自然信仰の対象であり、多くの芸術、文化を育んできました。
長い歴史の間に私たちをとりまく環境は変わっていきますが、富士山を囲む大自然はひたむきに、命の再生を繰り返し、その姿は私たちを裏切ることなく感動させるのです。
富士山はおおいなる自然の中で、今年も新たなる命を育み私たちを癒し再生させてくれます。
あなたのおうちから富士山の息をのむ絶景、変わらぬ富士山の名景をこころゆくまでご堪能ください。

絶景!富士山 〜新・富獄三十六景〜
日本人に最も愛されている山、富士山
日本最高峰の山、富士山は日本の象徴であり、その優美な姿は古くから人々を魅了し、詩歌や絵に描かれてきました。
また富士山は人々の信仰の対象でもあり、古来より多くの人々が登拝しました。
現代においても“眺める富士山”“登る富士山”富士山にはさまざまな楽しみがあります。それぞれの表情を捉えた富士の絶景をお楽しみください。

百人一首〜恋の歌〜 (2枚組)
“日本人のこころ”が刻まれた
「百人一首」の世界を音楽とともにお届けします。
「今の心で読む『百人一首』」
加賀美幸子
『百人一首』『小倉百人一首』は、7世紀半ば「大化の改新」のころから13世紀初頭の「承久の乱」のころまでに作られた、まさに王朝時代の和歌を王朝時代末期を生きた藤原定家が選び、編んだアンソロジーです。
その後、今にいたるまで、時代を超えて多くの人々に親しまれてきた『百人一首』
…昔を振り返るというより、今の時代「どう読み、どう捉え、どう味わうか」…日本語の響き、豊かさ、一首一首の歌の力によって、私たちは新たに突き動かされます。
年齢も道のりも違う私たちが、どの歌に共感し、どう読み取るか…恋の歌が多い『百人一首』ですが、そこには作者ひとりひとりの生き方がにじみ、溢れ、今に続く「生き方の鍵」を知らせてくれるのです。(後略)

《洋楽編》の楽曲について
森本恭正
 今回、縁あって―『百人一首』恋の歌―の企画に参加させて戴き、二枚組CDとしてここに納められた歌の半数、25首に付曲することになった。選曲にあたっては、歌の意味や語感に留意しつつ、私が、その四半世紀に渡る渡欧中に作曲した作品から厳選し、さらに吟味を重ねてそれら作品の一部を使った。ヨーロッパでルネサンスが勃興しはじめた13世紀前半、藤原定家によって編まれたとされる小倉百人一首と、私の音楽にもし関連があるとすれば、それは、最後の1曲を除いて巧みにバロック以後(17世紀以降)の音使いを避けていることだろうか。(後略)

―『百人一首』恋の歌―
その企画意図と音楽について
公益財団法人日本伝統文化振興財団
藤本草
 このアルバム―『百人一首』恋の歌―は、古(いにしえ)の和歌に詠われた人が人を恋い慕う思い、その切なく哀しい言葉に、音楽を寄り添わせたらどのような作品になるのだろうか…、というアイディアから誕生しました。
 洋楽器のトーンとメロディによって、歌人の魂を繊細な絹織物に包むようにその心象風景が描かれたCD第一巻。そして、現代から遥かな時を隔てた中世の、雅(みやび)な宮廷で和歌が詠まれたその瞬間を見詰める眼差しのように、日本古来の伝統音楽の調べが歌人のことばを彩るCD第二巻。
 そのいずれも、今も変わらない移ろいやすい恋心が、まるで影絵のような音楽の濃淡と揺らぎによって表現されています。(後略)


中学生の音楽鑑賞DVD
主な特徴
・教科書掲載鑑賞教材の完全収録と鑑賞教材に関連する参考曲、参考資料を多数収録し、その鑑賞の狙いと理解を深めました。
・鑑賞曲ブルタバ(参考曲:ビシェフラト)においては、作品の地元チェコ・プラハにてオーケストラで新規撮影しました。またその他のオーケストラ楽曲についても多数新規撮影いたしました。
・日本の郷土芸能、民謡の現地での新規収録を多数行い、その内容の充実を計りました。
・中学生の器楽(全学年共通)の指定鑑賞曲を2枚のDVDにて完全収録いたしました。
・各パッケージ、メニュー画面(チャプター)には、授業の効率を計る意味で掲載されている教科書のページを明記しました。



小沢昭一(俳優)
昭和4年東京生まれ。昭和27年早稲田大学卒業。
俳優座養成所をへて、昭和26年、俳優座公演で初舞台。
以後、新劇と映画・テレビ・ラジオと幅ひろく活躍し、数々の演技賞を受賞。一方、民衆芸能の研究にも力をそそぎ、レコード「日本の放浪芸」シリーズの製作により芸術選奨ほかを受賞。著作活動も、近著「ものがたり芸術と社会」(新潮学芸賞)「話にさく花」「東海道ちんたら旅」「句あれば楽あり」「むかし噺うきよ噺」「放浪芸雑録」など四十数冊と活発である。現在、ラジオの「小沢昭一の小沢昭一的こころ」は放送開始二十七年目。
舞台は「しゃぼん玉座」を主宰して「唐来参和」の公演で全国ツアーをつづけている。
平成六年度、春の叙勲で紫綬褒章受賞。

”再利用”可能な人間の欲望研究のヒント集
いとうせいこう(作家・クリエーター)
大変なものがCD化されたのである。
小沢昭一氏が長い年月をかけて訪ね歩き、採集してきた日本の放浪芸の大量な音源。それがとうとうデジタライズされたのだ。
節談説教あり、各地の万歳あり、にわかあり、テキヤの話芸あり、ついにはストリップショーまで。さらにそれらを魅力的に紹介してゆく小沢昭一氏の語り芸。
とにかくここにあるのは失われつつある芸能の濃厚な可能性だと思う。時代から取り残されたから不必要だと切り捨てるのはあまりにもったいない。節のひとつひとつ、語りのはしばしに出現する艶や技の数々を、おそらく我々は再利用出来るに違いないのである。
私はあえてここで古い芸能の保存について語らない。「日本の放浪芸」によって消えゆく芸を惜しもうとも呼びかけたくはない。実際、世界のあちこちで”再利用”というエコロジカルな視点から新たな芸能が次々と生まれているからだ。
アフリカでは自転車のスポークから親指ピアノを作り出す者がいた。トリニダード・トバゴではドラム缶、つまり産業廃棄物からスティールドラムという優れた楽器が生まれた。そして、1980年代のニューヨークでは二十世紀の遺物になるだろうと思われていたビニール盤レコードとターンテーブルを楽器として使う者が現れ、わずか数年でヒップホップという巨大な音楽ジャンルが形成されたのだ。
だとすれば、いつなんどき香具師の叩き売りのエッセンスや見世物小屋の呼び込み術が新しく芸能化されるともしれない。日本のスーパーで”圧縮陳列”がもてはやされたことを思い出してもいい。夜店のようにぎっしりと物を置くことで購買意欲を刺激するのは、単に昔からテキヤの技術のひとつではないか。
客を寄せ、物や情報を売る。人類がその形態から脱することはあり得ない。そして、そうである限り芸能は、あるいは芸能が取捨選択しながら保存してきた技は生き続ける。
「日本の放浪芸」はもちろん過去の芸能の貴重な保存資料である。希有な大作である。
だが、忘れてはならない。それはまた二一世紀に次々と”再利用”可能な人間の欲望研究のヒント集なのであり、これから新しき生まれるだろうすべての芸能の基礎なのだ。

小沢昭一様のお仕事につきましては、
日頃から常々、楽しまさせていただいておりました。
それが、この「日本の放浪芸」ということになりますと、
”頭の下がる思いで仰ぎ見る”というわけでございまして、
これがなかなか、”半端な姿勢”ではないのでございます。

井上陽水(ミュージシャン)

芸術になってやらぬ芸能の系譜
郡司正勝(本レコード監閲者/早稲田大学教授(当時))
野末に光る風、照る日曇る日、水辺を渉り、山坂を越えて、漂泊の芸能人たちは、平安朝の傀儡子の昔から、つい先ごろまで、永い旅をつづけてきた。古来、町や村の人々は、待ちどうしく彼らを喜び迎え、あるときは憧れ、あるときは軽侮して、これを送った。
それらの芸は、いま人目につかぬ水辺や山畑に、あるいは巷間の小路に逼塞して、いまや最後の息を引きとろうとしているのである。
巡ってくるはずの芸能が、やってこなくなって久しい。業を煮やした小沢昭一は、職を投げうって、こんどはこちらから全国を駆けめぐらなければならなかった。こうしてここに収録された巷間芸能のかずかずのうちには、その芸能の命脈の最後のどたん場に立ちあったものも多いはずである。
日本の演劇史に脱落した、芸術になってやらぬ芸能の系譜が、ここに見事に集められている。それらの庶民の生活とかかわってきた、そして消えてゆく前に、その地下水の音をいま聞いてみることができるのは、小沢昭一のお陰である。(1971年)

日本語が戻ってきた
井上ひさし(作家)
かつて浅草のストリップ小屋に奉職していたころ、暇があれば六区から一区まで隈なく歩きまわり、香具師たちの姿を探すのを日課にしていた。そして、彼等を見つけるとその前に時間の許すかぎる坐りこみ、そのタンカに聞き惚れた。台本もなく装置もなく、そして照明の力もかりずに、彼らはただ声だけで、言葉だけで、行きかう人々の足を引き止め、引き付け、捕虜にした。あのとき、わたしはほんとうの日本語を聞いていたような気がする。そして、そのたびに日本語を常用とする国に生まれたことを誇りに思ったものだ。
その、ほんとうの日本語が、いま小沢昭一氏の努力によってよみがえろうとしている。香具師たちが、そして日本語が戻ってきたのだ。(1973年)

小沢さんのこと
永六輔(作家)
小沢昭一さんがカメラマンそして俳人として認められていることを考えてもいかに対象をタイミングよく捕らえる名手かわかる。その具体性のある明解な取材編集能力なしで、こうした記録をまとめることは出来ない。
それでいて、小沢さんはその技術や知識を決してひけらかさない人である。同じことに何度でも驚き、何度でもうなづいて役者以外は素人であることを守りつづけている。(1973年)

この中に近世日本がある
桂米朝(噺家)
「昨夜は親父にみっちりと説教されたよ」「毎度ながら社長のお説教にはうんざりだ」。内容は言わぬさきから判っていて、退屈で時間の浪費で、眠気をさそうけど眠ってはいけない・・・およそ面白くないものの代表として、説教という言葉はある。ところが明治期までこのお説教が、田舎と言わず都会の真中でも、寄席とお客を取り合うほど魅力のあるものであったという。
日本の話芸の源流として説教を考えねばならぬことは知っていたが、先年、祖父江省念師節談説教をきいて全く一驚した。
マクラから本題へはいってゆく呼吸、聴客をつかむ要領、舞台芸といって良いその演出ぶり、はなし家と同じテクニックである。
それが滅びる前のギリギリの線で、偉大なる放浪人小沢昭一の手によって集められここに収録された、この中に近世日本がある。
畏友小沢昭一兄、よくやってくれたと、本当に御礼を申上げたい。(1974年)

ストリップこそ芸能の代表格
小沢昭一
芸能といいますものは、まあ今、歌舞伎を例にとりましても、発生以来、淳風美俗を害するということで、お上からたびたびケシカランということで弾圧されております。そのケシカランのおとがめがあったので、かえって、その御センギの裏をかいたり、法の網の目をかいくぐったりしながら、活力あふれる発達をとげたもののようであります。私はお上の弾圧こそ、ちょっと逆説的にいえば、芸能にしたたかな活力を与えたものと思ったりしてるんでありますが、それに代替、日本の芸能というものは、どだい良俗とやらを害する性質のものであります。闇の中に咲く花という裏面をもっております。つまりもともとケシカランものでありまして、ケシカランとくれば当代ストリップこそ芸能の代表格といえましょう。私が「日本の放浪芸」の前作で紹介いたしました芸能のその殆どは、もはや放浪を捨てて定着していました。
長いこと山野を遊行しつづけていた流浪の芸能民たちは、今世紀になってから次第に定着社会の中に組みこまれて拡散してしまいました。そういうなかでストリップだけは放浪の特質を残し生き続けているわけなんです。
私がどうしても放浪芸の中にストリップを入れたかった理由もそこにあるわけなんです。(1977年1月)

「日本の放浪芸」を制作して
市川捷護(映像プロデューサー・「日本の放浪芸」担当ディレクター)
俳優という芸能の実演者の立場と、それとは本来的に矛盾する芸能探索者という立場が奇跡的に統一された世界が「日本の放浪芸」であった。それは小沢昭一のやむにやまれぬ思いに駆られた個人的な営為であり、自分が属する芸能の社会の血筋をたどる長い旅だった。録音に残された、幾多の、今は亡き放浪諸芸の人々と小沢との会話を聞いていると、互いに深くつながった仲間同士として交わされた、その時々のまなざしの優しさ、柔らかさがよみがえる。日本の街や道でひそやかに、時には大胆に闊歩してきた彼らは小沢昭一に巡り合い、それぞれの思いを託したのだ。中世以来、営々と日本各地で続いていた放浪芸の殆どは二十世紀の中で滅びたが、その担い手たちの諸芸能と彼らが背負った哀切な個人史の一端がCD復刻によってよみがえり、二十一世紀に向けての手がかりを与えてくれるような予感がする。(1999年)



★DVD 成功する 感動の校内合唱コンクールのすべて

三曲合奏大全集

◆生田流(CD25枚セット)歌詞カード・ケース付
◆山田流(CD17枚セット)歌詞カード・ケース付

この『三曲合奏大全集CD版』は、既刊のカセット版『三曲合奏大全集(正・続)』を再構成し、デジタルCD化したものです。
注目商品です。



2009年8月26日発売!

「砧」「羽衣」 観世寿夫
至花の二曲(2枚組)


観世寿夫/奥善助/宝生閑/一噌幸政 他
解説:金春惣右衛門、観世榮夫(以上レコード解説復刻) 詞章掲載

★「現代の世阿弥」と称せられた不世出の能役者・観世寿夫の至芸。
貴重なステレオ音源による愛好家待望のアルバム、初CD化。「羽衣」は、
LP収録時収録時にカットされた部分を唯一現存する音源(モノラル)を挿入して
復刻。



★CD 能楽囃子体系

CD7枚+初回限定特典盤1枚+豪華附属解説書(A4判・152頁)
  (桐箱入り)
昭和48年度 芸術祭大賞受賞作品『能楽囃子体系』(LP6枚組)に『補遺篇』(LP2枚組)を含め完全版としてCDで復刻!

気魄に満ちた“能の囃子”
規矩正しく、
しかも変幻する深遠なリズム
あの名人たちの至芸が、
CDで甦りました。
●明治から昭和の世代の、名人たちの至芸を聴く唯一の全集です!
●ユネスコ無形遺産に指定された、世界に誇る能楽の、囃子の頂点をここに復刻!
●能楽、邦楽、音楽に関するすべての実演家、芸術愛好家の必携・必聴盤!



●春日とよ栄芝

木遣りくづし/栄芝の端唄

芝で生まれて/栄芝の端唄

お江戸日本橋/栄芝の端唄
艶やかな栄芝の端唄に、本條秀太郎社中の三味線、堅田喜三久社中の鳴物という豪華な演奏者たちが華を添えているアルバムです。しっとりとした中にも華やかで粋な、まるで芝居を見るような世界の広がりを心ゆくまでお楽しみください。
今回はビクターのLP時代の再録音源で構成しています。全20曲を収録。
ブックレットに全曲詞章を掲載。

春日三番叟 春日とよ栄芝の小唄
艶やかな声の魅力とその至芸。全18曲新録音!
昨年(平成23年・2011年)は、財団法人春日会の創立50周年を迎えて、5月に大規模な記念公演も開催されました。春日会会長の栄芝の小唄は、さらに華やかさを増して、聴く者を魅了します。ブックレットに全曲詞章を掲載。

通り雨 「深川三題」のうち 春日とよ栄芝の小唄
小唄二大流派のひとつ「春日会」の会長として活躍する春日とよ栄芝の最新録音による小唄集。


小唄まるかじり (2枚組)
明治・大正の古典小唄から現代の小唄まで、名流名手の方々69名による珠玉の名演奏を、極め付きの「一人一曲」でCD2枚に収録!! わかりやすい解説付き。

・女流義太夫 竹本駒之助 近頃河原の達引 堀川猿廻しの段
流義太夫界の至宝、人間国宝 竹本駒之助。2009年、名演中の名演と評判だった女流義太夫定期演奏会での「堀川猿廻しの段」をライブ収録!

森田圭一
C森田圭一の民謡採集手帖 完結編 さと人の抱吼 氣藥
B続・々 森田圭一の民謡採集手帖 旦那藝 古今東西
A続・森田圭一の民謡採集手帖 〜 民謡への誘い 〜
@森田圭一の民謡採集手帖
それぞれの土地の暮らしに密着した知られざる民謡や唄を、伝承者や記憶する人から丁寧に採集し、検証し、全国各地の本来の民謡の姿はこうだったのだろうと紹介してきた「森田圭一の民謡採集手帖」の完結版となる第4作です。(第1、2集はカセットテープのみ、第3集,第4集はCDのみの発売です。)

・女流義太夫三味線/鶴澤津賀花(第10回邦楽技能者オーディション合格者)

・現代邦楽・桃山晴衣(SHM−CD)ももやまはるえ
今様浄瑠璃「夜叉姫」/桃山晴衣

弾き詠み草/桃山晴衣

鬼の女の子守唄/桃山晴衣

桃山晴衣(ももやま はるえ)(1939〜2008)
1939年、東京生まれ。大叔父に長唄・吉住慈恭[四世吉住小三郎](人間国宝)を持ち、6歳から三味線を始める。
1960年、芸と文化を考える「於晴会」を結成、機関誌『桃之夭々』を発刊。桃山流を創立し家元となる。1963年より四世宮薗千寿(人間国宝)の生涯一人の内弟子となり、宮薗節の奥義を極める。
1974年家元をやめ、以降、日本の音楽の生まれた様、生きている状況を探すため、各地の子守歌、古謡、わらべ歌を訪ねる。同時に、世界の民族音楽、特に東南アジア、サハラ、イスラム、インドなどの楽器と音楽を吸収。
1980年、12世紀の流行歌謡集『梁塵秘抄』の詞章に、伝統と民族音楽のエッセンスを美しく融合させた独自の音楽を創作し、新たな音楽世界を切り拓く。翌1981年から一年半、「遊びをせんとや生まれけん──『梁塵秘抄』の世界」を歌い語る全国ツアーを展開。三味線の吟遊詩人として大きな話題を呼ぶ。
1983年以降、シルクロードに三絃の源流をたずね、日本各地の縄文遺跡踏査とともに、民俗文化や芸能を訪ね、またアイヌ音楽を学んで、歌の源流に迫る。1986年世界的パーカッショニストの土取利行とジョイント・コンサート「夢二絃唱」を開く。また同年パリのジャン=ルイ・バロー劇場で公演。
1987年岐阜県に立光学舎(りゅうこうがくしゃ)を建設、地元の人々と新作太神楽劇を発表。1990年、91年、ピーター・ブルック演出の演劇『テンペスト』の音楽と歌唱を担当。1992年から94年に舞踏家、大野一雄とともに『小栗判官照手姫(おぐりはんがんてるてひめ)』の公演を5回行なう。1992年、石川鷹彦(ギター)、菊地雅志(尺八)、古田りんず(シンセサイザー)とバンド「MOMO」を結成。
1994〜98年、今様浄瑠璃シリーズ『夜叉姫』、『照手姫』、『浄瑠璃姫』を発表。
1994年、パリの太陽劇団で一ヶ月、110余時間のワークショップ指導を行なう。1995年、五木寛之・作『蓮如』(前進座)の音楽(うた)を担当。1999年(平成11年)には、岐阜県の「織部賞」知事賞を受賞。2000年、新譜『梁塵秘抄 II』をリリース。京都・大原三千院、熊野ほかでコンサート。
2002年、ナターシャ・パリーとのコラボレーションによる『夜叉姫』パリ公演が絶賛を博す。帰国後、オリベホール(東京)で『今様浄瑠璃・夜叉姫』公演(SHM-CD『夜叉姫』として弊財団より2009年12月発売)。
2005年、岐阜のアクティブGで桃山晴衣の全仕事展「うた出づる国・美濃」開催。
2008年12月5日、逝去。 著書に、『恋ひ恋ひて・うた三絃』(筑摩書房)、『梁塵秘抄 うたの旅』(青土社)がある。

・【国指定重要無形民俗文化財】佐原囃子

歴史的名演に加え、“佐原囃子の神髄”である「段物」から「踊り下座」まで
“日本三大囃子”佐原囃子の魅力を一挙詰め込んだ決定盤!

☆千葉県香取市佐原にて夏、秋2回行われるのが「佐原の大祭」で、300年の歴史を誇ります。7月の本宿祇園祭と10月の新宿秋祭りがあり、合わせて60万人が訪れます。
☆今回は国指定重要無形民俗文化財であり日本三大囃子の一つでもある佐原囃子のこれまでにないラインナップが実現。歴史的名演に加え、“佐原囃子の神髄”といわれる「段物」、そして「踊り下座」まで、佐原の魅力を一挙詰め込んだ決定盤!
☆外国人の方にもおすすめ、英語解説つきです。

・おわら風の盆 Owara Kaze no Bon

哀切感漂う胡弓が印象的な越中おわら節と情趣深い三つの踊り。
「おわら風の盆」を現地にて高音質録音した決定盤!

☆富山市八尾町(旧婦負郡八尾町)にて二百十日の風が吹く頃―毎年9月1日から3日間、「おわら風の盆」という民謡行事が行われます。胡弓が印象的な哀切感たっぷりの越中おわら節。その旋律にのせて、涼しげな浴衣に編笠から少し顔を覗かせた踊り手が繰り広げる、艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊り、豊年踊り・・。夕方から夜にかけて行われるその光景はなんとも幻想的で、毎年30万人以上の集客を誇っています。
☆本CDはそんな「おわら風の盆」を現地にて高音質録音した決定盤です。そのため従来ではなし得なかった、音場感、臨場感、空気感を実現しています。おわらの風を感じられること間違いなし。
☆外国人の方にもおすすめ、英語解説つきです。

お客様の声

永田法順のCD 面白かったです。特に「神名帳」。
うっとり聴きました。
我が家の本棚を見ると、平凡社には御世話になってますねえ。
高校生の頃 読んだ 駒田信二訳の水滸伝全3巻に始まり
西遊記、北京風俗大全、インドの大道商人、アリラン峠の旅人達正続
明治日本旅行案内全3巻、中国食探検、超級食香港、香港飲茶読本
そして 荒俣宏 世界大博物図鑑全7巻・・・
何れもが私の人生を豊かにしてくれました。感謝しています。
カタログを見ながら「次に何を買おうか」考えます。
欲しいなあ 図書館なら買うけれど 自分ではなあ というものが結構ありますね。
因みに こんなものがあれば 必ず買います。
1.岩手県の岳神楽および大償神楽の様々な曲(太鼓と笛)を延々と入れたCD
  現状出ているものはほんの一部だけ。
  出来れば現在の演奏に加え 既に亡くなった小国誠吉さんの太鼓を沢山・・・
  早池峰神楽は大好き という人、多いんじゃないかな。
2.大阪の天神祭の地車(だんじり)囃子、地車講の演奏の様々を延々と入れたCD
  現状出ているものはほんの一部、
  あるいは地車講を真似たグループのもの(大太鼓の音が弱くて迫力に欠ける)だけなのですよ。
  天神祭の地車囃子は 聴くだけで心が勇み やがてうっとりする音です。
3.修羅場といわれる 三方ケ原軍記・姉川合戦・明智光春湖水渡り などを延々と入れたCD
  宝井馬琴さんのものが出ているけど・・・ 「こういうものじゃないかな」と思うものと正直言って何処か違う。
  「講釈=修羅場」と言われながら、きちんとしたもの・素晴らしいものは出ていないのです。
  中学生の頃だったか、馬場光陽のレコードを見た記憶はある。
  何処かに音源はないのか、纏めるなら平凡社ではないのか。
  素晴らしき日本語のお手本として、昔の名人上手の修羅場講釈を聴きたい。きっと売れます。
4.豊竹山城少掾のCDのバラ売り。「沼津」が聴きたいです。
                                     (東京都 Y・A様)

CD 小沢昭一の日本の放浪芸
完全復刻版。
後世に手渡す道の芸街の芸。
二十世紀ドキュメント・レコードの金字塔。

@CD「日本の放浪芸」 小沢昭一が訪ねた道の芸・街の芸
ひとりの俳優が「芸」のふるさとを求めて足と情熱で蒐めた記録!
一年有余にわたる日本縦断現地録音!
昭和46年度日本レコード大賞企画賞受賞

ACD「又日本の放浪芸」 小沢昭一が訪ねた渡世(てきや)芸術
かって芸能を育んだ香具師の世界にいまなお残る芸の血筋を追求して!
日本縦断現地ステレオ録音!
昭和48年度芸術選奨受賞

BCD「また又日本の放浪芸」小沢昭一が訪ねた旅僧たちの説法 節談説教
小沢昭一がまた又訪ねた日本のフシと語りのふるさと新発見!
落語、講義、浪花節・・・・話芸の源流を寺院の説教にさぐる
CCD小沢昭一が訪ねた「能登の節談説教」
小沢昭一・シリーズ秘蔵の3作品の中の「能登の節談説教」
貴重な未発表音源をCD化!
今なお命脈を保つ放浪の至芸を、現地デジタル収録した圧巻の一枚!
DDVD 小沢 昭一の「新日本の放浪芸」〜訪ねて韓国・インドまで
放浪芸シリーズの金字塔!
唯一の映像作品を待望のDVD化!
1986年 AVAグランプリビデオ部門優秀作品賞受賞

お客様の声
いつも素晴らしい商品を紹介していただきありがとうございます。
今回の「日本の放浪芸」は最高でした。
一週間かけて聞き終えましたがスゴイ作品です。
これからも良い作品があればどんどんご紹介下さい。本当にありがとうございました。
(栃木県 M・T 様)

先週、実家の両親と、南紀方面に旅行に行って来ました。観光地を数箇所回りましたが、母親の「道成寺の絵解き説法を聞きたい」との希望で、和歌山県の道成寺にも寄りました。若いお坊さんの説法でしたが、それは楽しいお話でした。
旅行から帰った晩、道成寺の絵解き説法に関してネットで検索してて、御社からDVDが出ている事を知りました。こんな時、ネットは便利です。
「もう1度見てみたい」と思い、自分のと母親の分の2枚を注文させて頂きました。 届いたDVDを早速拝見しましたが、内容は勿論の事、画像も編集も良くて、大変に満足しております。道成寺で見たのは、丁度1週間前の水曜日でした。
これから実家に行って、母親に渡してきます。
(名古屋市 O・H 様)



小沢 昭一 「唐来参和」
【追悼企画】 俳優・小沢昭一の真骨頂! 伝説の一人芝居を記録した貴重な映像を初DVD化
全国津々浦々、660回の旅公演・・・
俳優・小沢昭一が“引退興行”と称して、18年演じた一人芝居を初DVD化。
1988年2月26日、新宿・紀伊國屋ホールにて収録。
酒に酔うと他人の意見の逆を行く癖があるばかりに、御高家吉良家の用人から妻を吉原の女郎に身売りして長崎じぇ蘭学修行→浮世絵の腕のたつ印刷職人→黄表紙の洒落本作家(戯作者)唐来参和として名を成すが、女郎の年期の明けた恋女房との祝言の席上、酔った挙句の口論から忽ちその場で女房を吉原裏通りの小見世に叩き売って、その足で女郎屋の婿養子となる。すべての行動の原理が“損得”どころか、酒に酔うと他人の意見の逆を、逆をと行く反対癖。
あべこべ・ひっくり返し・逆立ち。とにかく逆の方向へ行ってしまい自分の気持ちがどういう仕掛けになっているのか自分でも分からず数奇な運命を辿る男と女の物語。

唐来三和 とは
2012年12月10日に惜しくもこの世を去った、俳優・小沢昭一が、“引退興行”と称して、1982年からの18年間にわたって演じ続けた一人芝居。原作は、井上ひさし氏の「戯作者銘々伝」。
公演数は全660回に及び、そのすべてを一人で演じきった。

一瞬も見逃せない教科書
いとうせいこう (作家・クリエーター)

名優にして俳人、また稀代のラジオパーソナリティでもあった小沢昭一は1982年、自分一人だけが座員である「しゃぼん玉座」を設立。そして、その年からいきなり“引退公演”を始め、その後、なんと18年間の長きにわたって一人芝居を演じ続けた。
 右の記述を簡単に読み飛ばしてもらっては困る。座員がたった一人? 設立直後に引退公演? なのに18年? この反骨、ユーモア、いかがわしさ、潔さのすべてに小沢昭一
の生き方が反映しているのだから。
 演目は盟友の井上ひさし「戯作者銘々伝」から『唐来参和』。江戸の戯作家・参和のまさに“反骨、ユーモア、いかがわしさ、潔さ”に満ちた人生を一人語りで描いた作品である。
 当然素直には始まらない。第一部はいきなり小沢のフリートークである。時事ネタなど縦横にはさみながら、しかしこれが聞かせる。名人芸である。つまりは落語の枕のもじりなのだが、笑わせる感心させる考えさせる、そして何より語り手を好きにさせる。するすると客の心に入っていって愛されてしまう。
 芸人というものの根本がここにある。とうてい私などには真似出来ないが、しかし片鱗だけでも身につけたいと願う。まず第一に、かわいらしい。と同時に自由な発言をする。観客とは別の世界で生きているのだとわからせる。だから客は知らぬ間に憧れてしまう。
 客をつかみきっておいて、小沢昭一はまたするすると第二部に入る。まさかと思う人物設定である。それまでの語り手は役の中に移動し、ある意味で客を突き放す。好きな人につれなくされた一瞬の不安と共に、客は小沢の世界を追いかけざるを得ない。そこに第一部でのフリートークで知った江戸時代の知識がじわじわ効いてくる。
 これをよくDVD化してくれたものだと思う。名人たちの芸は古来よりどのような構造を持ち、どのような手練手管で実行されてきたかの、これは一瞬も見逃せない教科書である。
 だから芸人はみな観なければならない。
 そして観客も名人とはこのレベルなのだと知っておかなければ、芸人を育てられない。よい芸を楽しめない。
 いや、俺も芸人のはしくれだから、買い占めて誰にも観せない方がいいのかもしれない。

唐来参和について考える
矢野誠一

小沢昭一畢生の代表作『唐来参和』だが、これも「ひとり芝居」という通常のカテゴリーに組入れてしまっていいのだろうか。告別式で弔辞を述べた加藤秀俊は、前人未到というより未踏の成果をあげた小沢昭一の放浪藝研究を、社会学でも、民俗学でも、藝能学でもない、小沢学だと規定したのだが、その伝で言うなら『唐来参和』は、「ひとり芝居」というより「小沢芝居」そのものだった。 (中略) 幼い頃から慣れ親しんできた落語、講談、浪花節に加えて、萬歳、浄瑠璃、説教節から紙芝居やからくり、大道香具師の口上にいたる、ありとあらゆるこの国の話藝を内蔵した、小沢昭一の役者的教養に裏打ちされたものなのだ。 そして、「小沢芝居」に実った『唐来参和』の成果を観ることなく旅立った、早野寿郎のかげも見出すことができる。

ごあいさつ  小沢昭一 (公演パンフレットより再録)
(前略) 世に停年というものがありまして、肉体的、精神的、あるいは社会的にヒトのシゴトに限度ありと決めているようです。ちかごろはその限度も延長になってりしてもおりますが……。
私、もう、その年齢であります。いえ、私共のシゴトに停年なんてございません。停年どころか、役者に年齢なんてないよ、という方も沢山いらっしゃいまして、なるほど、なかにはバケモノという特例もないことはないのですが、私は、そういうふうに考えたり意気ごんだりするのがニガテで、「ヒトは年齢だけのもの」と思い定めるタチなんであります。むしろ、停年のない稼業なればこそ、「停年」を静かに、しかと受けとめたいのであります。
こんなふうに申しあげますと、バカに私がショボクレテルようにお思いかもしれませんが、実は、このところ気力充実、元気旺盛。さぁ、どう、円熟、枯淡とは反対の、しかも出来ることなら一道貫徹しない人生を送ろうかと意欲満々なんでありますね。
しかも舞台(しごと)の方は、自分で言うのもなんですが、エンディングがかかっているせいか、若い時と違って気合いが入っております。もっとも、肩の力だけは、もうそろそろ抜けたらなあと思っておりますが……。
お客さまの、御ひいき、お引き立てには、ほんとうに、涙とともに御礼申しあげます。

小沢昭一の二つの冒險  井上ひさし (公演パンフレットより再録)
(前略)
演出の長与孝子さんは演劇界では新人だけれど、ラジオドラマの世界では知らぬ人のない大立者である。安部公房さんがまだ新人作家のころ、いちはやくその才能を見抜いて、彼に連続ラジオドラマを依頼した。私はそのドラマを聞いて育ったうちの一人である。このように長与孝子さんは才能を掘り起こす才能に恵まれた演出家で、小沢昭一さんも無名時代から彼女と仕事をしている。フランキー堺、(作者としての)小野田勇、露口茂、藤村有弘……、みな然り。私もまたその末席を汚がす。小沢昭一さんは、そこで今回、彼女の舞台演出家としての才能を掘り出す方に回った。小説をそのまま舞台にのせるという冒険、そして新しい舞台演出家を世に出そうという冒険、この二つの冒険に小沢昭一さんが成功しますように。

あら、私困った……  長与孝子 (公演パンフレットより再録)
(前略)
今度舞台化された、この「唐来参和」と云う作品は、井上ひさし氏著「戯作者銘々伝」(中央公論)の中の一篇ですが、四年前にラジオで放送し、この時初めて唐来参和と云う作家の存在を知りました。パロディを得意とする、いやパロディだけしか書かなかった作家で、いかにも井上さん好みの、奇想天外な虚構性と、発想の滑稽さには、目を見張らされました。そして、この参和の性癖を推理し、それを要として一つの逆転劇を創出したこの井上作品は、そのあまりにも巧みな物語構成が、読み返す度に私を新たな興奮にひきこむのです。参和の女房「お信」の一人語りで進められるこの小説を、ラジオでも演じられた小沢昭一氏が、そのままの形で舞台化されたわけですが、一人芝居と云うより一人舞台と云った方がいいような、小沢さんの多彩な芸に接して、私は又々目を見張らされています。小沢さんの芸については、一寸やそっとで書き尽せるものではありませんが、話芸の名手と云われる小沢さんには、一種特有のリズムがあるように思います。所謂、西洋音楽にみられる計算可能なリズムではなく、独特のリズムなのです。今回は、江戸吉原の言葉や、黄表紙についての資料と云ったものを、「札」とか「スライド」の形でとり入れましたが、それを巧みに生かし乍ら、抒情に流れず、独特のリズムを作ってゆく小沢さんの話芸に、日々新たな発見を見出すのです。そう云う次第で、井上さんに触発され、小沢さんに教えられ、スタッフの人々の助力に支えられて出来上がったこの舞台なのです。


山本東次郎家の狂言
狂言界に揺るぎない存在を示す…山本東次郎(2006年度日本芸術院賞受賞)
一門の熟達の技芸を余すところなく収録!
(狂言16演目、小舞22曲をDVD10枚に収録。於:杉並能楽堂)
初の「狂言」映像集大成!
監修・解説:増田正造・山本東次郎

今日から踊れる! 「どじょうすくい」安来節(女踊り入り)
どじょうすくいとは、島根県民謡で安来節という楽曲名で歌は唄われ、踊りだけがどじょうすくいという名で踊られています。今回は、この有名な男踊りを中心に指導・解説をし、お口直しとして踊られる女踊りを加えて、本場の『どじょうすくい踊り』作品として、より充実した内容となっております。
忘年会等の出し物は、これで決まりです!

プロフィール

・琵琶盲僧 永田法順(ながたほうじゅん)
 浄満寺第十五世住職永田法順は、昭和10年9月延岡市の西30キロの北方町で生まれたが、幼くして失明。
 春秋の2回、彼の集落にも琵琶盲僧の浄満寺・前師児玉定法が来て、琵琶を弾じて加持祈祷をして廻っていた。その琵琶の音に魅せられた彼は、視覚に障害を持つ自分の将来を考え、12歳で浄満寺に入門した。
視力の無い師匠が、見えない弟子に物事を教えていく。手と手を取り合って、仏具の位置と使い方、鉦、太鼓の叩き方などから琵琶の奏法まで教えていく。琵琶を持つ姿も、指で触り手で探り合って覚えた。数ある経文は、丸暗記するしかなかった。3年目に天台宗の得度試験に合格し、僧籍に入った。
この地方では、家を解体したり、古い竈を壊し、井戸を埋める、などのときは、必ず法順のお清めと祈りが求められる。水神様、荒神様を始め八百万の神仏に、今までお守りいただいた御礼を伝え、今後のお鎮まりを願う精神文化が古くから続いているからである。
また、道路の起工式、地鎮祭、五ヶ瀬川の川開き、新車の安全祈願から、生活の中でも、新生児の命名、進学就職、結婚などの人生の節目や、吉凶の相談などにも法順の琵琶と祈りが乞われる。
全盲の法順は、映像の記憶を持っていない。文字も知らない。あらゆる知識と情報は、ラジオから学んだ。一度通った道は、足が覚えている。それに杖がナビゲーターである。杖の先から伝わってくる道路の情報、耳から入る周辺の音、鼻で感じる匂い、加えて微妙な風の流れの変化を、肌で感じ取ってすたすたと足早に歩く。
法順は檀家を訪れ、床の間に向かって正座する。一生枡に盛った米、小皿に塩、そして小鉢に入れた水が供えられる。笹の小枝を「祓い串」として葉先に水をつけて左右に振り、塩をまき呪を唱える。両手の指を絡ませて印を結び、大粒の数珠をもみながら、経文を読誦する。盲僧たちが代々伝えてきた経典を読み上げ、家内安全・五穀豊穣を祈願する。
 読経が終わると琵琶を取り出して、ひざの上に、縦に構えて左手で支え、右手のバチで独特のリズムを打ち出しながら釈文を唱える。釈文は、仏の教えや逸話を優しく語る叙事詩である。
法順は、千軒近い檀家を一軒一軒廻って歩き、伝統に従って加持祈祷を続けている。このような土着の精神文化を今でも支えているのは、永田法順ただ一人になった。
(川野楠巳・文「写真集・永田法順の歩み」より抜粋)

・中山音女(なかやま・おとじょ)
明治24(1891)年〜昭和45(1970)年。鹿児島県大島郡宇検村湯湾生まれ。幼いころから歌が上手で、大人たちを驚かせたと伝えられる。同郷で理髪業を営む中山安元と結婚。家庭人となってから、いよいよ"うたしゃ"としての名声が広がり、昭和初期(3年頃?)に、三味線の直伝次郎(すなお・でんじろう)と共に、山キ商店が委託製造したSP盤(トンボ印ニッポンレコード)にその歌声の記録を残している。以後、奄美本島以外に徳之島、喜界島、沖永良部島、与論島などにも出かけて活動。昭和30年代には往年の名人と称せられる演者と共に民謡大会などにも参加し好評を博した。

・昇 曙夢(のぼり・しょむ)
明治11(1878)年〜昭和33(1958)年。鹿児島県大島郡実久生まれ。明治・大正・昭和期のロシア文学者であると同時に、奄美諸島返還の尽力者。自らの出身地・奄美大島をこよなく愛し、その歴史と民俗誌を大きな世界観でとらえた『大奄美史』を昭和24(1949)年奄美社から刊行。昭和30(1955)年には、研究者としてまとめた『ロシヤ・ソヴェト文學史』で、第12回日本芸術院賞ならびに第7回読売文学賞を受賞している。

・加賀山昭(かがやま あきら)
石川県珠洲市三崎町出身、1947年2月13日生まれ
本名:茨山昭二
昭和46年: 金沢民謡会に入会。(民謡と三味線の勉強開始)
昭和50年: 金沢市観光会館で初リサイタルを開催。地元民謡界に旋風を巻き起こす(8月3日)。三和完児先生の命名で「加賀山 昭」となる。
昭和51年: 加賀山会結成(富山、石川)。東芝レコードより「七尾まだら」「加賀長持唄」でデビュー、専属となる。
昭和52年: 第1回「加賀山昭の会」を富山、金沢で開催。以後毎年開催。南越加賀山会結成。(福井県武生市)
昭和53年: NHK邦楽オーディシヨン合格。
昭和56年: 「NHK名曲アルバム」に出演。「越中おわら」を演奏。「加賀山昭民謡集」三味線譜、鳴物譜を出版。第1集〜第18集発行。
昭和62年: 北国芸能賞受賞。(11月3日)
平成2年: ビクター音楽産業(株)に移籍。第1弾アルバム「越中おわら」テープ、CD発売。
平成3年: 「全楽譜・北陸民謡集」(楽譜、解説付)出版。珠洲市文化功労賞受賞(11月3日)。
平成13年: 中国、大連大学客員教授となる。
平成15年: 松竹公演「風のなごり」芝居出演(新橋演舞場、京都南座)。「100回公演達成記念」オーケストラ・アンサンブル金沢と共演し(北陸3県の公演も今までに127回を数える)、その記録を「加賀山昭withオーケストラ・アンサンブル金沢」としてCD化。<日本伝統文化振興財団から発売中(VZCG-321)>
平成19年: 松竹公演「風の盆ながれ唄」芝居出演(京都南座)。
平成21年: 「加賀山昭民謡の旅」ラジオかなざわ、こまつ、ななお3局放送(毎週木曜日)。
平成22年: 石川県文化功労賞受賞(11月29日)。

・芝祐靖(しば すけやす)
 1935年8月13日東京生まれ。奈良系の伶人の家に生まれたため、宮内庁楽部予科、引き続き楽生科に入学。横笛、左舞、琵琶、古代歌謡などを修め、1955年卒業。宮内庁楽師(総理府技官)として主に龍笛で活動。古典雅楽の演奏のほか、現代雅楽、現代邦楽の作曲・演奏を行い、雅楽廃絶曲の復興も手がける。1984年宮内庁を退官し、横笛演奏を中心とした活動を始める。1985年伶楽舎を結成。また、国立劇場の正倉院収蔵楽器復元に参加し、敦煌琵琶譜などの復興にも携わる。1986年よりソロ、伶楽舎ほかのアンサンブルで海外公演も行っており、古典・現代雅楽の紹介活動につとめている。2003年より日本藝術院会員。
 これまでに、ドートンヌ・パリ音楽祭、クフモ音楽祭(フィンランド)、ペルージア現代音楽祭、ドナウエッシンゲン現代音楽祭、ウィーン・モデルン、リンカーンセンターフェスティバル96(ニューヨーク)、武満徹フェスティバル(ロンドン)、ウルティマ音楽祭(ノルウェー)、ミュージックフロムジャパン創立30周年記念公演(ニューヨーク)、ザルツブルク・ビエンナーレなどに参加。1998年の長野冬季オリンピックの開会式では雅楽(龍笛:芝祐靖、笙:宮田まゆみ)で「君が代」を演奏、世界中に雅楽の響きの魅力を伝えた。2010年ミュージックフロムジャパン35周年記念公演では特集「芝祐靖・雅楽の宇宙」が組まれ、ニューヨークとワシントンで公演、絶賛を博した。

[主な作曲]
「舞楽風組曲」(1962)、「西寺」(1962)、「瑞霞苑」(1964)、大太鼓と龍笛のための「喜遊曲・信濃情景」(1965)、「寓話」(1966)、「横笛三章」(1970)、古代歌謡による「天地相聞」(1975)、「招韻」(1977)、「一行の賦」(1979)、「招杜羅紫苑」(1980)、「白瑠璃の碗」(1981)、「桜人」(1984)、「露台乱舞」(1988)、「斑鳩の風」(1991)、「総角の歌」(1992)、「呼韓邪單于」(1999)、「巾雫輪説」(2000)、「草庵の諧」(2003)、「ポン太と神鳴りさま」(2004)、「舞風神」(2008)、その他多数。

[主な復元曲]
「盤渉参軍」(1979)、「曹娘褌脱」(1981)、「鳥歌萬歳楽」(1982)、「青海波詠・声歌」(1995)、「拾翠楽序・破」(1996)、「清上楽」(1997)、「西王楽序・急」(1998)、「三台塩序・破」(1998)、「安城楽」(2004)、「蘭陵王荒序」(2006)、「蘭陵王嗔序」(2008)、「散吟打毬楽」(2009)、「皇帝破陣楽」(2008)、「伎楽」(1980―1992)、「敦煌琵琶譜(1986―1996)、「天平琵琶譜(1986)、その他多数。
1963年度 芝祐靖作曲「舞楽風組曲」(日本放送協会)、第18回芸術祭奨励賞受賞
1970年度 芝祐靖作曲「横笛三章」(日本放送協会)、第25回芸術祭優秀賞受賞
1975年度 芝祐靖作曲「古代歌謡による『天地相聞』」(日本放送協会)、第30回芸術祭優秀賞受賞
1987年度 第38回芸術選奨文部大臣賞「古典芸術部門」受賞
1991年度 第12回松尾芸能賞(邦楽)優秀賞受賞
1993年度 第5回飛騨古川音楽大賞特別功労賞受賞
1997年度 第27回エクソンモービル音楽賞「邦楽部門」受賞
1999年度 紫綬褒章受章、第19回伝統文化ポーラ賞受賞
2001年度 第20回中島健蔵賞特別賞受賞
2002年度 第59回恩賜賞・日本藝術院賞受賞
2009年度 旭日中綬章受章

・伶楽舎(れいがくしゃ)
 雅楽の合奏研究を目的に1985年に発足した雅楽演奏グループ。音楽監督・芝祐靖。発足以来、現行の雅楽古典曲以外に、廃絶曲の復曲や正倉院楽器の復元演奏、現代作品の演奏にも積極的に取り組み、幅広い活動を展開。国内各地の他、アメリカ7市、ヨーロッパ20都市以上で演奏。古典曲や現代曲、正倉院復元楽器を使った復元曲のCD等も多数録音。特に、現代作曲家への委嘱作品や古典雅楽様式の新作の委嘱には力を入れ、年2のペースで開催している自主演奏会で度々初演〔「凛刻」(猿谷紀郎)、「夢幻の光」(西村朗)、「桜樹峨峨」(池辺晋一郎)他〕。また、武満徹「秋庭歌一具」の演奏に関しては定評があり、2002年2月中島健蔵音楽賞特別賞を受賞、自主録音したCD『秋庭歌一具』(ソニークラシカル)は平成14年度芸術祭レコード部門優秀賞受賞。他に、解説を交えた親しみやすいコンサートを企画し、雅楽への理解と普及にも努める。また、「子どものための優れた舞台芸術体験事業公演」(文化庁主催)他、小中高校生を対象としたワークショップ、レクチャーコンサートなども多く行っている。

・四世清元梅吉(よんせい・きよもと・うめきち))
・1932(昭和7)年8月、父初世清元梅寿太夫と、母清元梅吉技の長男として誕生。祖父は芸術院会員で重要無形文化財保持者の三世清元梅吉(後の寿兵衛)。祖母は初代清元紫葉。
・46年、NHKに「鳥羽絵」にて出演。以後現在まで毎年出演。
・同年、南座歌舞伎興行で「お祭り」に出演。以後1977年頃迄歌舞伎に出演。
・49年、記録映画「喜撰」(坂東三津五郎、水谷八重子主演)に出演。
・同年、東明吟清を名乗り、東明柳舟とコンビを組み、ビクターレコードで約50曲収録。
柳舟没後は活動停止中。
・50年、三味線としてNHK出演。
・52年、この頃より舞踊曲、舞踊戯曲、小唄の作曲を開始。現在に至る迄、約350曲を数える。
・54年、吾妻歌舞伎に同行して渡米。半年間、米国各地で演奏活動。
・56年、故田中青滋師命名の「奏風楽(流派を超えた演奏家が参加可能な新邦楽)」に松原奏風の名で発表。現在に至る。
・同年11月30日、歌舞伎座にて四世清元梅吉を襲名。祖父は清元寿兵衛を名乗る。
・59年、文部省第14回芸術祭音楽部門で文部大臣賞を受賞。
・64年、先代今藤長十郎、先代籐舎呂船、先代常磐津文字兵衛の各氏と「創作邦楽研究会」を創立。創作活動を活発に行い、数年間各地で演奏会を開催。
・67年、清元流家元二代目を継承。
・同年、荻江節宗家荻江露友より荻江友次郎の名跡を受ける。
・81年、東京芸術大学音楽学部の清元科新設に伴い、初代非常勤講師を二年間勤める。

・おもだか秋子
本名:澤瀉秋子 昭和60年9月 埼玉県川越市生まれ。
2歳で初舞台を踏み、その年隆章会〔宗家・柴田隆章(現日本郷土民謡協会理事長)〕に入会。
唄・津軽三味線を柴田隆章に、太鼓・三味線を母多田隆章次に師事。
平成元年(3歳)、日本郷土民謡協会少年少女大会で「秋田小原節」を唄い特別賞。
以降、平成9年(11歳)「名栗川筏唄」、11年(13歳)「秋田長持唄」で優勝。他、各地の全国大会の少年少女大会で優勝。
平成8年(10歳)、NHK-FM「年の瀬民謡スペシャル」に、13年(15歳)にはNHKラジオ「民謡をたずねて」に出演。
平成11年より、津軽三味線を澤田勝秋氏に師事(17年名取・勝女)。
平成13年(15歳)郷土民謡隆章派の師範、平成14年(16歳)日本郷土民謡協会の公認教師。
平成15年、アルバム「若い民謡」でビクターからデビュー。NHK「それいけ!民謡うた祭り」、NHK-FM「日本の民謡」に出演。
平成18年、2枚目のアルバム「若い民謡2nd.」を発売。
平成21年には、椿正範(津軽三味線)、松浦奏貴(踊り)とのユニット、郷みん'S(きょうみんず)でミニアルバムを発売。
平成23年3月、師匠・澤田勝秋氏らと共に国際交流基金ロシア公演に参加し、4都市5公演を成功させた。
現在、民謡の唄だけでなく、三味線(太棹・細棹)、三線(沖縄三味線)等、民謡マルチプレーヤーとして活躍中。

・紫絃会(しげんかい) Shigenkai
 本アルバムは紫絃会名義だが、通常は雅楽紫絃会と称した。紫絃会は全員が宮内庁式部職楽部の演奏家で構成され、第17回芸術祭レコード部門芸術祭賞を受賞した『雅楽大系』(昭和37年[1962年]、6LP、日本ビクター、後に当財団から初CD化)、『神楽』(昭和41年[1966年]、6LP、日本グラモフォン)などのレコード録音のほか、放送、舞台演奏等で活動。
 昭和52年(1977年)2月から翌53年2月までの三回の国立劇場雅楽公演を、宮内庁楽部に代わって雅楽紫絃会が担当し、昭和52年10月、カールハインツ・シュトックハウゼン作曲、雅楽の楽器と四人の舞人のための『ヤーレスラウフ(歴年)−リヒト(ひかり)より』(Der Jahreslauf - Licht)のオリジナル・ヴァージョンを世界初演。
 昭和53年(1978年)に国立劇場が雅楽と聲明の共演による舞楽法会を企画したのを契機に、雅楽紫絃会は宮内庁以外の民間の雅楽演奏団体も加わるかたちで東京楽所(とうきょうがくそ)へと発展的に解消した。
 なお雅楽紫絃会の大きな業績である『雅楽大系』のCD復刻版の解説書には、雅楽紫絃会の詳細な活動史にも触れた芝祐靖氏執筆の「雅楽紫絃会顛末記」が掲載されているので、ぜひご参照下さい。

・藤舎貴生(とうしゃ きしょう)
 横笛奏者。邦楽囃子二世家元、中村寿鶴を祖父とし、藤舎呂悦の長男として京都に生まれる。囃子を藤舎流宗家藤舎せい子、笛を藤舎名生、長唄を今藤政太郎、マリンバを山本毅に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業後、専門楽器を横笛とし、歌舞伎、日本舞踊はもとより、クラシックコンサートにソリストとして招かれるなど幅広く活躍。黒田征太郎、武田双雲、世界チャンピオンDJ、KENTAROなど異種アーティストとの共演も多い。近年作曲も多く手がけ、代表作に「静」、「梅雨将軍信長」、「一心行桜」など。NHK大河ドラマの横笛指導、プロデュース・企画公演も行う。池坊文化学院特任教授歴任。 藤舎貴生オフィシャル・サイト
http://tosya-kisho.com/

・松本隆(まつもと たかし)
 作詞家。1949年東京青山生まれ。中学、高校、大学と慶應義塾ですごす。20歳の時、伝説のロックバンド「はっぴいえんど」を結成し、ドラムスと作詞を担当。同バンド解散後、作詞家となり、太田裕美や松田聖子をはじめ多数のヒット曲を手がける。81年「ルビーの指環」で日本レコード大賞作詞賞受賞。細野晴臣、大瀧詠一、松任谷由実ら日本のロック/ニューミュージック界の盟友に作曲を依頼するなど、プロデューサー的な作詞家として、歌謡界に新風を起こす。92年からシューベルトの歌曲を日本語訳するなどクラシック方面での活動も始める。2007年にはオペラ「隅田川」の歌詞を手掛けるなど、日本の古典作品を題材にした作品にも活躍の場を広げている。

・藤舎貴生(とうしゃ きしょう)
 横笛奏者。邦楽囃子二世家元、中村寿鶴を祖父とし、藤舎呂悦の長男として京都に生まれる。囃子を藤舎流宗家藤舎せい子、笛を藤舎名生、長唄を今藤政太郎、マリンバを山本毅に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業後、専門楽器を横笛とし、歌舞伎、日本舞踊はもとより、クラシックコンサートにソリストとして招かれるなど幅広く活躍。黒田征太郎、武田双雲、世界チャンピオンDJ、KENTAROなど異種アーティストとの共演も多い。近年作曲も多く手がけ、代表作に「静」、「梅雨将軍信長」、「一心行桜」など。NHK大河ドラマの横笛指導、プロデュース・企画公演も行う。池坊文化学院特任教授歴任。 藤舎貴生オフィシャル・サイト
http://tosya-kisho.com/

・松本隆(まつもと たかし)
 作詞家。1949年東京青山生まれ。中学、高校、大学と慶應義塾ですごす。20歳の時、伝説のロックバンド「はっぴいえんど」を結成し、ドラムスと作詞を担当。同バンド解散後、作詞家となり、太田裕美や松田聖子をはじめ多数のヒット曲を手がける。81年「ルビーの指環」で日本レコード大賞作詞賞受賞。細野晴臣、大瀧詠一、松任谷由実ら日本のロック/ニューミュージック界の盟友に作曲を依頼するなど、プロデューサー的な作詞家として、歌謡界に新風を起こす。92年からシューベルトの歌曲を日本語訳するなどクラシック方面での活動も始める。2007年にはオペラ「隅田川」の歌詞を手掛けるなど、日本の古典作品を題材にした作品にも活躍の場を広げている。

・WASABI
津軽三味線ユニット吉田兄弟の兄、吉田良一郎が自身の学校公演プロジェクトとして、元永拓(尺八)、美鵬直三朗(太鼓・鳴り物)と2008年に活動を開始。2010年に市川慎(箏・十七絃)が加入し、“WASABI”となる。吉田兄弟らとの特別公演“和の祭典”、朗読劇“一期一会”「マクベス」、戦国ブログ型朗読劇「SAMURAI.com 叢雲 -MURAKUMO-」などに参加。2012年3月には待望のファーストアルバムを発表。WA=和、SABI=サビ(盛り上がり)という意味合いから命名。

・吉田良一郎(よしだ・りょういちろう/津軽三味線)Yoshida Ryoichiro
5歳で三味線を手にし、その後、津軽三味線と出会う。弟・健一と共に数々の津軽三味線の大会で入賞を重ね注目される。吉田兄弟として1999年にメジャーデビュー、2003年には全米デビューを果たす。コンサート活動を続ける中で感じた「このままでは民謡も、和楽器も衰退してしまう」という危機感から、伝統音楽の良さを伝えるための学校公演に取り組む。これがWASABIの出発点となる。

・元永 拓(もとなが・ひろむ/尺八)Motonaga Hiromu
4歳からヴァイオリン、中学生ではトロンボーン、高校ではギターを手にする。一方で、幼少から少年時代を海外で過ごし、“和”に憧れを持つようになる。大学の邦楽サークルで尺八を手にし、馴染んできた“演奏すること”と“和”がつながる。NHK邦楽技能者育成会第44期生に合格後、師匠について技術を一から学び直す。

・市川 慎(いちかわ・しん/箏・十七絃)Ichikawa Shin
生田流箏曲「清絃会」家元の家に生まれるが、中学からギターを始める。TVで後の師匠となる箏奏者がギター音楽を思わせるオリジナル曲を演奏するのを観て衝撃を受け、高校卒業後、沢井比河流氏、沢井一恵氏の門下に入る。内弟子としての毎日は想像以上に厳しかったが、その後コンクール入賞やリサイタル出演などで若手演奏家として注目される。

・美鵬直三朗(びほう・なおさぶろう/太鼓・鳴り物)Bihou Naosaburo
中学、高校と美鵬流創始者である祖父の稽古場へ通ったが、嫌々取り組む毎日で怒られてばかりいた。一度、民謡の世界から離れるが、太鼓が嫌いではない自分に気づき再び取り組む。今は、美鵬流を学びたいという人に自分の持っている技術を渡していくことが、“美鵬”の名を残すことにつながると考えている。

・春日とよ栄芝
東京浅草の仲見世喜久屋の長女として生まれる。
幼少より芸事を始め、小唄春日とよ栄師に入門。名取となる。
昭和34年より「栄芝会」を開催。
昭和54年ビクター専属となり現在に至る。
松尾芸能賞、文化庁芸術祭賞、ビクターゴールドディスク賞、文部大臣賞などを受賞。

・中山太郎 (ナカヤマタロウ)
明治9年(1876)生まれ。報知新聞社、博文館につとめるかたわら柳田國男に師事。昭和22年(1947)死去。栃木県出身。著作に『日本巫女史』『日本盲人史』『日本婚姻史』『日本民俗学辞典』など。

・渕 英詔(ふち えいしょう)
昭和18年  佐賀県嬉野市(旧嬉野町)生まれ、伊万里市在住。
昭和55年  徳永政峯師、菊野師に師事し、本格的に民謡を始める。
昭和57年  第5回 日本民謡大賞全国大会に、佐賀県代表として出場。
昭和59年  日本民謡協会 民謡民舞九州大会 優勝。
平成7年   日本民謡協会 発掘民謡の部において、「伊万里木挽唄」で表彰を受ける。
平成8年   伊万里市より「芸術文化奨励賞」を受賞。
        佐賀県内の発掘民謡を6曲録音し発表。
平成10年  日本民謡協会より「民謡貢献章」を受章。
平成11年  日本民謡協会 発掘民謡の部において、「ちりがん節」で表彰を受ける。
平成13年  日本民謡協会 評議員に就任。
平成14年  忘れられていた、北原白秋作詞、町田嘉章作曲の新民謡「松浦潟」を、発掘民謡「よいやな」とカップリングで全国発売。
        日本民謡協会より「民謡功労章」を受章。
平成15年  日本民謡協会 佐賀県連合委員会 委員長に就任し、現在に至る。
平成18年  「佐賀県民謡集」を発刊(CD、カセット)し、監修を務める。全国へ佐賀県民謡を発信する。
平成21年  門弟の力武杏奈が「日本民謡フェスティバル2009」でグランプリを受賞。
数々の民謡をビクター(後に、日本伝統文化振興財団)から発表する一方、後進の指導にあたり、多くの全国大会優勝者を輩出している。

・力武杏奈(りきたけ あんな)
平成5年   佐賀県伊万里市生まれ、在住。
平成11年  民謡を渕英詔師に、三味線を渕英糸枝師に師事。現在に至る。
平成13年  第15回 田植唄全国大会 少年少女の部≪優勝≫。
平成14年  第16回 日向木挽唄全国大会 少年少女の部≪優勝≫。
平成15年  日本民謡協会少年少女西九州大会 小学一部≪優勝≫。
平成16年  第8回 民謡田原坂全国大会 少年少女の部≪優勝≫。
        日本民謡協会民謡民舞少年少女全国大会 小学二部≪優勝≫。
平成17年  日本民謡協会民謡民舞全国大会、スーパーヤングコーナー出演(牛深ハイヤ節)。
平成18年  日本民謡協会少年少女西九州大会 中学生の部≪優勝≫。
平成19年  第20回 八女茶山唄日本一大会 少年少女の部≪優勝≫。
平成20年  第25回 肥後民謡大賞全国大会≪総合優勝≫(球磨川舟唄)。
        第15回 佐賀の民謡まつり全国大会≪総合優勝≫(佐賀タンス長持唄)
        第22回 日向木挽唄全国大会≪総合優勝≫
        日本民謡協会民謡民舞佐賀県連合大会 青年の部≪優勝≫。
平成21年  ふるさとを唄おう(筑後酒造り留搗唄の部)≪総合優勝≫。
        第22回 日本民謡フェスティバル2009≪グランプリ≫。
等、50回の優勝歴がある。
平成22年より、NHKラジオ第1・FM・国際放送「民謡をたずねて」、NHK総合テレビ「それいけ! 民謡 うた祭り」等に出演。

・四世竹本越路大夫(たけもと こしじだゆう)
 大正2年(1913)大阪出身。大正13年(1924)豊竹古靱太夫(豊竹山城少掾)に入門。平成元年(1989)5月引退。昭和46年(1971)人間国宝、昭和59年(1984)芸術院会員。平成2年(1990)文化功労者。平成14年(2002)没。芸談に淡交社刊『四代越路大夫』、『越路大夫の表現』がある。難声と言われた持ち前の声を活かし、女性の悲しみの表現に独自の世界を作り上げた。理知的な解釈と綿密な語りの表現力に優れ、語りの品格には定評があった。また、伝統を現代に活かす試みにも理解を示し、本映画の実現には越路大夫の協力が大きかった。近松物を得意とし〈封印切〉は代表的な演目。また、〈長局(ながつぼね)〉を好きな演目とも述べている。最後の弟子に竹本千歳大夫(ちとせだゆう)がいる。

・九世竹本文字大夫(たけもと もじたゆう)[現・七世竹本住大夫(すみたゆう)]
 大正13年(1924)大阪出身。昭和21年(1946)二世豊竹古靱太夫(とよたけ こうつぼだゆう)[豊竹山城少掾(とよたけ やましろのしょうじょう)]に入門、昭和60年(1985)竹本住 大夫を襲名。平成元年(1989)人間国宝。平成10年(1998)芸術院賞恩賜賞受賞。平成15年(2002)芸術院会員。平成17年(2005)文化功労者。文楽界初の大学卒業者でもある。越路大夫引退後は、リーダーとして文楽界を牽引。研究熱心で人物を細かいところまで語りわける分析力に長け、ことに情合のある老人を得意とする。本映像では〈新口村〉を語る。

・五世竹本織大夫(たけもと おりたゆう)[現・九世竹本源大夫(げんだゆう)]
 昭和7年(1932)大阪出身。昭和21年(1946)四世竹本織大夫(八世竹本綱大夫[つなたゆう])に入門。平成8年(1996)九世竹本綱大夫を襲名。平成15年(2003)芸術院会員。平成19年(2007)人間国宝。平成23年(2011)九世竹本源大夫を襲名。息子は二世鶴澤藤蔵(つるざわ とうぞう)。近松物の第一人者でもあり、生来の素質に練磨を重ね、スケールの大きい浄瑠璃を語る。また、作曲家の石井眞木と共同作業も行い、音響詩《熊野補陀落(くまのふだらく)》(1980)などで語りを担当するなど、伝統の世界発信にも貢献している。本作品では〈淡路町の段〉を語る。

・五世鶴澤燕三(つるざわ えんざ)
 大正3年(1914)大阪出身。大正14年(1925)六世鶴澤才治(さいじ)に入門。昭和4年(1929)六世鶴澤友次郎(ともじろう)門となる。昭和18年(1943)五世鶴澤燕三を襲名。昭和60年(1985)人間国宝。平成13年(2001)8月舞台で倒れ、その後一時回復するも12月没。三味線のニジリの技法(左指で弦を微妙に移動する方法)で柔らかい繊細な音色を生み出すことに優れ、色気のある三味線を弾いた。特に地合(ぢあい)の表現に長けていた。昭和の最後の十年間(1980年代)には、廃絶していた段の復曲なども手がけた。本作品で〈淡路町〉を担当。

・四世野澤錦糸(のざわ きんし)
 大正6年(1917)大阪出身。大正15年(1926)四世鶴澤綱造(つなぞう)に入門。昭和3年(1928)二世野澤喜左衛門(きざえもん)の預かりとなる。昭和63年(1988)人間国宝。同年没。十代の頃から重要な場面(切場[きりば])を担当するほど実力を評価され、力強い中に繊細さのある三味線、折り目正しい芸で、バランス感覚にも秀でた人材だった。本人の好きな演目に〈新口村〉、《生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)》の〈宿屋〉がある。

・鶴澤清治(つるざわ せいじ)
 昭和20年(1945)大阪出身。昭和28年(1953)四世鶴澤清六(せいろく)に入門。昭和39年(1964)十世竹澤弥七(やしち)の門に入る。平成16年(2004)日本芸術院賞恩賜賞受賞。平成19年(2007)人間国宝。生まれながらの天才的な資質に加え、当代の天才的な三味線弾き、清六、弥七という二大巨匠に師事したことで、卓越した音色、間合いの素晴らしさなど、比類の無い芸域に到達。昭和51年(1976)から平成元年(1981)まで越路大夫を弾く。数々の作曲も手がけ、近年では《天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)》(1992)などがある。平成21年(2009)より三年連続「近松復曲」と題しての廃絶曲の復曲公演も行っている。

・吉田玉男(よしだ たまお)
 大正2年(1913)生まれ、昭和8年(1933)吉田玉次郎に入門。人形遣いのリーダーとして活躍。男役が主で、上品で色気のある端正な芸風。役の性格を完全に掴んで演じるため、《冥途の飛脚》の忠兵衛や《曾根崎心中》の徳兵衛のような近松物が最高の当たり役だった。昭和52年(1977)人間国宝。平成元年(1989)勲四等旭日小綬章を受章。平成9年(1997)朝日賞受賞。平成12年(2000)文化功労者。平成15年(2003)京都賞(思想・芸術部門)受賞。平成18年(2006)没。

・二世桐竹勘十郎(きりたけ かんじゅうろう)
 大正9年(1920)生まれ、昭和7年(1932)二世桐竹紋十郎に入門。立役を遣ったが玉男とはまったく違った芸風で、荒っぽい役や老人を得意とした。この映画でも、玉男との火花を散らす芸が見られる。昭和53年(1978)国立劇場優秀賞。昭和57年(1982)人間国宝。昭和61年(1986)没。

・三世吉田簑助(よしだ みのすけ)
 昭和8年(1933)生まれ、昭和15年(1940)三世吉田文五郎に入門。昭和36年(1961)三世吉田簑助を襲名。華麗に女役人形を遣う文楽を代表するスターとして活躍。その形や動きは、人間では表現しえない美しさを見せるため、常に観客をうっとりとさせる。平成6年(1994)人間国宝。平成9年(1997)日本芸術院賞。平成19年(2007)フランス政府より芸術文化勲章コマンドゥールを受章。平成21年(2009)文化功労者。弟子に三世桐竹勘十郎がいる。

・吉田文雀(よしだ ぶんじゃく)
 昭和3年(1928)生まれ、昭和20年(1945)に文楽座に入り、二世吉田玉市(たまいち)、三世吉田文五郎(ぶんごろう)に師事。簑助とともに女役人形の名手だが、芸風は違い、ゆたかな知識により、地味で着実な演技をする人。この映画では妙閑の役。現在、文楽の生き字引的存在である。平成6年(1994)人間国宝。

・マーティ・グロス Marty Gross
 1948年生まれ。カナダ、トロント出身の映画作家。陶芸、彫刻、写真、アニメーション・フィルムなど、こどもたちのためのアート教室を1970年代初期から現在に至るまで主宰。同市のヨーク大学で東洋学、東洋美術を専攻したが、「実際の東洋芸術の環境に入り込みたい」と入学して二年後に22歳で単身来日。愛知県常滑市などで五ヶ月間陶工の見習いを経験。1974年、知的障碍児への美術教育に関するドキュメンタリー映画『As We Are』(16ミリ、カラー、29分)を製作。1976年、大分県日田市小鹿田(おんた)と福岡県小石原(こいしわら)村(合併により現・東峰村)の窯元の生活を主題にした映画『Potters at Work(陶器を創る人々)』(16ミリ、カラー、29分)を製作し、オーストラリア、イタリアの映画祭で入賞。翌1975年、マーティ・グロス・フィルム・プロダクションを設立(現在同社のウェブサイトを通じて、歌舞伎など日本の古典芸能のDVDが世界中に発信されている)。1980年、代表作である本作『The Lovers' Exile(冥途の飛脚)』を製作。全米、カナダでテレビ放送され、各地の劇場で上映。日本では長らく未公開だったが、2011年に本デジタル・リマスター版が東京都写真美術館をはじめ全国各地で劇場公開された(配給:T&Kテレフィルム)。マーティ・グロス・フィルム・プロダクションの最新作は、2011年のDVD『TheLeach Pottery 1952(リーチ・ポタリー1952 陶芸家バーナード・リーチの工房)』(国内盤発売元:オンリー・ハーツ)。また、長年にわたって多くの日本の映画関係者たちと交流を重ね、現在、世界的に評価が高く芸術的にも優れた作品を厳選し、優れた品質で映画DVDを製作して広く称賛を集める世界的に高く評価される「クライテリオン・コレクション」において、数々の日本映画の名作の海外版DVDを製作する際に中心的な役割を担っている。日本語を巧みに話し、現在でも頻繁に日本を訪れている。
http://www.martygrossfilms.com/